サッカーW杯カタール大会の日本対ドイツ戦のスタジアムで、休暇をくれた上司に感謝のメッセージを掲げた日本人サポーターが国際サッカー連盟FIFAのTwitterに取り上げられ、世界中で話題となっている。しかも、このメッセージは上司の元に届き、意外なところから返事が来たのだった。
「FIFA公式Twitterは11月23日、『Dear My BOSS Thank you For MY 2WEEK OFF!』(親愛なる上司へ 2週間の休暇をありがとうございます)とのメッセージを掲げた日本人サポーターの写真を掲載。『This one goes out to all the bosses out there』(この言葉をすべての上司に贈ります)と投稿しました。すると、このツイートには14万件以上の“いいね”が寄せられるなど拡散され、25日にはこの投稿に上司が反応したのです。その返信元はNTT東日本のアカウントで、『Please enjoy your vacation and the World Cup! From your boss』(どうぞ休暇とW杯を楽しんでください。あなたの上司より)と英語でリツイートされたのです」(ネットライター)
なお、この上司は部下に了承を取ってからリツイートしたというが、ほっこりしたやり取りにネット上では《W杯で長期休暇羨ましいし、何よりこんな時期に2週間も休ませてくれる上司がいい!》《企業のアカウントで返信したことで、NTT東日本が長期休暇をくれるホワイト企業だというアピールも出来て、本当にウィンウィン》《NTT東日本が男性の職場を晒しちゃってると思って驚いたけど、本人には了承を取ってたのね。ええ会社やんけ!》など羨む声や称える声が多く見られた。
「日本では好意的な意見が多く見られましたが、今度は海外から《W杯を観戦するのに2週間の休みは短すぎないか?》《日本は決勝トーナメント進出の可能性があるけど、この男性はグループリーグを観るだけで帰ってしまうのか?》といったツッコミが相次いだのです。長期休暇が当たり前の海外の人からすると、2週間は決して長い休みではないと言いたいのでしょう。日本が決勝トーナメントに進出して、再びこの男性がメッセージを掲げる姿が見られればいいのですが…」(フリージャーナリスト)
なお、27日に行われた日本対コスタリカ戦では、「Dear MY WIFE Thank you for my vacation Can I extend my stay? I LOVE YOU」(親愛なる妻へ 休暇をありがとう。滞在を延長してもいい?愛してるよ)というメッセージを掲げた日本人サポーターも話題になっている。滞在延長になるかどうかはスペイン戦の結果次第だろうが、果たしてどんなドラマが待っているのか。
(小林洋三)