自らの差別発言が原因となり、参院選における日本維新の会からの公認を辞退し、政界から引退同然となった長谷川豊氏。この公認辞退を巡っても、長谷川氏はブログで「馬場さんの作って下さった謝罪文は完璧でした」と同党の馬場伸幸幹事長に作文してもらったことをバラすなど、誰を向いて発信しているのかさっぱり理解できない迷走ぶりだ。
その長谷川氏が7月9日発売の写真週刊誌「フラッシュ」にて、今回の騒動にも関わらず生活の資金面は大丈夫だと明かしている。
「同誌の特集でインタビューに答えた長谷川氏は、自身の経営する会社の業績が順調で、『経済面は大丈夫』と豪語。おそらくブログでも紹介していた、がん検査業者のことでしょう。ただこの記事で注目すべきは、その後に出てくる『じつは今、いくつかの大企業から支店長クラスなど好条件でお誘いを受けており、心が揺らいでいます』とのくだり。いったいどこの企業が失言癖のある長谷川氏にそんな要職をオファーするのか、読者のあいだに疑念が渦巻いているのです」(週刊誌記者)
フジテレビに長年勤務していた長谷川氏ゆえ、“大企業”というのは世間でイメージされる大企業像とはさほど乖離していないはず。その支店長クラスとなればそこそこの役職であり、通常は課長以上と考えていいだろう。しかし一般の大企業が、長谷川氏に対してそういった役職をオファーするものなのか。週刊誌記者が続ける。
「長谷川氏はフジテレビ在籍時に、ニューヨーク支局での経費不正使用を理由に降格処分を受けています。不正の有無はともかく、降格自体は長谷川氏自身も認めており、新入社員レベルまで4階級も落とされたのだとか。これは懲戒処分としては相当に重く、それを認識しながら支店長という管理職をオファーする大企業があるとは考えにくい。ただワンマン社長やオーナー社長の率いる会社であれば、鶴の一声で長谷川氏を抜てきする可能性もゼロとは言えません」
果たして長谷川氏に支店長をオファーしたのはどんな会社なのか。長谷川氏の先行きよりも気になってしまいそうだ。