お笑いタレントの小藪千豊(48)が8月31日放送の「今ちゃんの『実は…』」(ABCテレビ)に出演。プライベートで密かに人助けをしているという小藪が、「金返せ!」と思ってしまった残念エピソードを明かした。
小藪は「外国行ったときに色々義理ありますんで」と、外国で自身が困っている際に、地元の人から声をかけて助けてもらった経験を元に、東京や大阪で困っている外国人を見つけたら人助けをするように心がけているようで、自らを「『May I help you?』芸人」であると紹介した。困っている外国人観光客に声をかけると、「Thank you」とお礼を言ってもらえることもあれば、お礼も言わずに去ってしまう人もいるというが、出来るだけ声かけを実践しているのだという。そんな中、心がくじけそうになる出来事が幾度もあったと振り返った。
小藪は「大丸の前でタクシー待ってたら、なんかのモデルかな?っていうくらい、ほっそいキレイな金髪の女の人が、こないして(スマホを片手にキョロキョロ)やってたんですよ。僕もはよ帰りたかったけど、『May I help you?芸人』やしな…と思って、その女の人に近づいて、『May I help you?』って言ったら、(不審者を避けるような仕草を)やられて、7メートルぐらい距離とられたんですよ。そんで俺もタクシー乗るときにまたパってその女の人見たら、まだ(不審者を見るような目で)見てたんですよ。俺もうやめようかなって、なるじゃないですか」と、不審がられてしまった事があり、人助けをやめようかと考えたという。
しかし、今まで外国で助けてもらった恩を思い出し、「くじけたらアカン!」と、なおも人助けを実行しようとする小藪の心を打ち砕く出来事が起きてしまったという。
小藪は「東京の好きな定食屋さん行って、僕がお金払いに行こかなって思ったら、なんか女子2人もバーッて来たから、『先どうぞ』と言って、その子らがカタコトでクレジットカード出しはったら、店のおばさんが『うちクレジットカード無理なんです』て。ほなスマホで電子マネーみたいな出して、『電子マネーも無理なんです』てなって。じゃあ『アー、ATM?』みたいな感じの事言ってるから、女の子2人やし、3000円ぐらいのもんなんで、『なんやったら俺がはろうたるで』って言うたんですよ」と女子2人の会計を肩代わりしたという。しかしその女子2人について小藪は「払ろてるときに、時間あったから、『どっから来たんですか?』言うたら、『韓国です』って。『どこを観光されたんですか?』って聞いたら『いや、私そこで働いてます』って。近所で働いてる韓国の人やったんですよ。いやそれやったら払えへんわ!それアンタが悪いわ、そこかい!ほなおろしてこい!俺関係あれへんがな!って、一瞬言おうかなと思ったけど、かっこ悪いから…」と、日本在住の外国人だったことにモヤモヤを爆発させた。
これに番組メインの今田耕司は「プラスもあるやん!次の新喜劇のつかみでしょ」とイジリ。小藪の3000円の人助けはモヤモヤに終わったが、スタジオは大爆笑だった。
(浜野ふみ)