和服を着せたら天下一品!ニッポンが誇る新旧2人の〝極妻女優〟が旅番組で汗だく艶姿を見せつければ、元祖トレンディー女優は「NGナシ」とばかりに体当たりの〝ぶっ飛びアクション〟でバラエティー界を盛り上げる。下は58から65まで、還暦をマタにかけた完熟フェロモン合戦の行方やいかに。
「あと45分、上りだ〜」
息を切らしながら箱根の山道を歩くのは女優・高島礼子(58)。タイムリミットが刻一刻と迫る中、峠を越えようと、早歩きから駆け足へシフトチェンジ。両腕を前後に動かして、力強い走りを見せる。その際、肩に下げたポーチのストラップが、バストの中央にしっかりと食い込み、推定Eカップの熟バストが上下左右に揺れまくるのだった─。
これは8月23日に放送された「ワンコインで行こう!500円乗り継ぎの旅」(BSテレ東)のひとコマだ。ファン垂涎の激揺れシーンを芸能関係者が振り返る。
「カバンのヒモを肩から下げることで、胸元の膨らみが強調されることを〝パイスラ〟と呼びます。しかし、パイスラ女子という言葉が定着しているように、これは若い女性に見られる現象で、高島のような大物女優が披露するのはマレ。制限時間内にゴールを目指すためとはいえ、なりふり構わずに汗だくで走るシーンが印象的でした」
今回の旅番組はタイトルが示すように、食事や移動手段で使える額は1回500円まで。過酷なルールのもとで1泊2日の旅を終えた高島はゴール地点で、
「チープなようでチープじゃない旅。『ラクラク』『キレイキレイ』で終わってはいけません」
このように一筋縄ではいかない「ワンコイン旅」の魅力を伝えていた。
「姉御肌で知られる高島のドSキャラも見どころです。今回、元AKB48の大島麻衣とお笑いコンビ・北陽の伊藤さおりが同行していたのですが、長い距離を歩きすぎたのか、途中で伊藤の靴に穴があくアクシデントが発生。それでも高島は構わずに自分のペースで歩き続け、伊藤を置き去り状態に。一時、2人の距離は100メートル以上離れていました」(前出・芸能関係者)
前代未聞の〝放置プレイ〟に触発された、評論家の下関マグロ氏はいささか興奮気味。
「高島を見て真っ先に思い浮かぶのが、93年公開の映画『さまよえる脳髄』(ヒーロー)のシーン。立ったまま後ろから犯され、窓ガラスで生胸が押しつぶされるシーンは圧巻でしたが、私の見立てでは彼女はドS。バラエティーでも言葉の端々に女王キャラが滲み出ています。50代後半でも見事なスタイルをキープしているのはストイックな性格の賜物でしょう」
芸能ジャーナリストの竹下光氏は高島の今後に大きな期待を寄せる。
「高島は2年前に父親を亡くすまで、およそ14年にわたり自宅で介護を続けました。自分も入る予定で購入した墓に納骨を終え、今はスッキリした状態で仕事に臨んでいるそう。実は肌を見せることに難色を示していたのが彼女の父親。しがらみがなくなったことで、温泉入浴シーンなどでモロ肌を見せてほしいですね」
アラ還女優のハッスルはまだまだ続きそうだ。
*「週刊アサヒ芸能」9月8日号掲載