健康不安隠し? プーチン氏、国外では排泄物さえトップシークレット扱い

 ロシアのプーチン大統領はプライベートを秘匿していることで知られるが、「体から出すもの」も同様で、厳重なトップシークレット扱いなのだという。

「フランスメディアのパリ・マッチが伝えたところでは、プーチン氏が外国に赴く際には警護員がどこにでも帯同して、『特別な排泄カバン』を用意しているということです。そして排泄物は即座に『破壊』されるか臭いを処理して専用カバンでロシア国内に送り返すとか。その表れとして、17年のフランス訪問と19年のサウジアラビア訪問の際に、『動く専用お手洗い』が用いられたといいます」(週刊誌記者)

 同様の証言を紹介する報道もあって、それによると、ロシア国籍で元BBC記者がツイッターで専用手洗いの存在を指摘。さらには排泄物にとどまらず、飲み物のカップは自分専用のもの以外は使うことがなく、それどころかプーチン氏が使ったものは全て回収されるとも。カップに関しては毒殺を警戒しているのか。物の回収は指紋やDNDの漏洩防止なのだろうか。

 ただこれもプーチン氏1人に限ったことではなく、極端な例だが北朝鮮の金正恩総書記も18年にシンガポールで行われた米朝首脳会談に、専用トイレを持ち込んだとされている。専制国家ではトップの存在が国の行く末を左右するだけに、健康状態を探る排泄物は秘匿するという意味で同じということか。

 プーチン氏とトイレで言えば、「金のブラシ」なるものも有名だ。

「現在収監中の反政府運動家のアレクセイ・ナワリヌイ氏はプーチン氏に関する暴露を続けてきたことで有名ですが、21年1月に建造費1400億円、敷地面積は東京ドーム1600倍以上ともされるプーチン氏の豪華宮殿の一部を映したとされる動画をユーチューブに投稿しました。そこにはスケート場からカジノまでが映し出されていましたが、特に700ユーロ(当時のレートで約8万9000円)もするトイレブラシに注目が集まり、以来、ナワリヌイ氏の拘束に抗議する市民は金色のブラシを片手にデモ活動を行うようになりました」(同)

 トイレが付いて回るプーチン氏に、いつまでウンが付いて回るか。

(猫間滋)

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