TOKIOが東京ドーム2個分の敷地で新プロジェクト、気になる土地価格と今後の見通し

 バラエティ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)で、福島県浪江町の広大な土地に「DASH村」を築いたアイドルグループ・TOKIO。2000年にスタートした企画だが、11年に起きた東日本大震災による福島第1原発事故で同村が立ち入り禁止区域となった。その福島の地で、株式会社TOKIOの新プロジェクト「TOKIO-BA」が始動する。複数のメディアが5月5日、伝えた。

 報道によると、メンバーの城島茂、国分太一、松岡昌宏が福島県西白河郡西郷村の約8万平方メートルの土地を購入。東京ドーム約2個分の広さだ。具体的なプランは決まっておらず、オリジナルアプリ「TOKIO-BA」でアイデアを募り、具現化していくという。発起人であり、同プロジェクトのために新設された新会社「TOKIO-BA」の社長に就任した国分は「坂で滑ることも、凧をあげることもできる。一般公開の1年目は何もない場所で大いに爪の中に土を入れてほしい」と抱負を語った。

 公式ツイッターで現地の動画を見ると、国分の言うように〝何もない〟。とはいえ、広大な敷地面積だけに土地の購入価格も気になるところだ。

「ネットで調べると、場所にもよりますが西郷村の土地は坪単価が5万円前後のものが多く見られます。〝何もない〟土地であれば、坪単価5000円程度のものもありました。8万平方メートルは2万4200坪。仮に坪単価5000円で計算すると、1億2100万円となります」(スポーツ紙記者)

 現地では電気の引き込み工事が完了し、井戸を掘って水質調査を実施。インフラ整備工事でも費用がかかるが、アプリからのアイデア募集で温泉やライブ会場などのプランが採用されると、建築費や維持費なども莫大だ。

「集客力の高い魅力的な企画をつくることが大切です。現地まで東京から新幹線と車で約2時間、車なら約2時間半。交通費と時間をかけてでも行きたくなるようなアイデアを実現することが鍵になります」(前出・スポーツ紙記者)

 どんな企画が採用されるのか、ファンからのアイデアに注目だ。

(石田英明)

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