TOKIOの城島茂が9月27日深夜にグラビアタレント・菊地梨沙との結婚を発表、翌28日に都内で記者会見を行った。このように金曜の深夜に重大発表を行うのは芸能界ではよくあること。週明け月曜日の情報番組にて準備に十分な時間を充てられるという配慮に加え、予定稿を準備していたテレビ局の抜け駆けを許さないという意味もある。
それもあって9月30日には各局の情報番組で城島の結婚について詳報。だがこの日程に苦虫を噛み潰しているテレビ局があるというのだ。テレビ誌ライターがささやく。
「TBSは釈然としないでしょうね。同局では9月27日が情報番組『ビビット』の最終回でしたからね。打ち切りの原因は視聴率の低迷と言われていますが、その『ビビット』で司会を務めていたのがTOKIOの国分太一。それゆえ同番組で城島の結婚を取り上げれば国分の発言に大きな注目が集まり、視聴率が爆上げしたのは確実でした。しかし記者会見は番組打ち切りの翌日で、このタイミングにTBSは《一週間前にやってくれよ》とコボしていたのでは」
同局にとってはなんともやるせないタイミングとなったが、テレビ業界では、ジャニーズ事務所によるTBSへの意趣返しと見る向きもあるという。
「ジャニーズ事務所にしてみれば、『ビビット』を打ち切ったのはメインの国分にMC失格の烙印を押したも同然。ジャニーズとしては、あっさりと国分の首を切ったTBSに対して気を遣うつもりなど、さらさらないのかもしれません。」(テレビ局関係者)
この状況にいちばん割を食ったのが、後釜番組の『グッとラック!』で新MCを務める立川志らくと見られている。
「9月30日の初回放送で城島の結婚を扱えるのはタイミングとして最高でしたが、ところが『グッとラック!』では城島結婚について報じたものの、スタジオの志らくはこの件についてほとんどコメントしなかったのです。それが制作側の意図かどうかはともかく、これほどのビッグニュースを新MCがスルーするとは通常では考えられません。今回の抜擢について何かと批判される志らくですが、最初に浴びた逆風がまさか番組内部から吹いてこようとは、本人も予想だにしなかったでしょう」(前出・テレビ局関係者)
どうやらMC初日の出来は「Good Luck!」とはいかなかったようだ。