コロナ感染者2名が出演? 「24時間テレビ」放送終了後も抱える“爆弾”

「放送は無事に終了しましたが、日本テレビの局員は戦々恐々としていますよ。デルタ株に感染して陽性反応が出るまでの潜伏期間の平均は4日と言われています。8月21日から22日にわたって生放送された『24時間テレビ』の出演者から感染者が出るとしたら、ちょうどこの時期ですからね。コロナ対策マニュアルもバージョンアップを重ねているとはいえ、どこまでデルタ株に対応できているか、未知の部分も多い」(番組関係者)

 放送拠点となった東京・両国国技館だけで500人以上のスタッフを動員したと言われる「24時間テレビ」。会場入りするスタッフは全員ワクチン接種および複数回のPCR検査が義務付けられていたが、100%の安全が保証できていたわけではない。

「放送中にクラスターが発覚したら即中止と報じられていましたが、そもそもクラスターが判明するのは、1週間以上経ってからですからね」(前出・番組関係者)

 8月24日発売の「女性自身」が報じたのは重症化が伝えられた野々村真のケース。記事によれば野々村は7月下旬にABCテレビ制作のドラマ撮影に参加。7月30日にこの現場で最初の感染者が発覚したことで、野々村の陽性も判明。その後、8月18日までにスタッフや出演者13人が感染したことを伝えている。

「『24時間テレビ』の深夜にオンエアされた『有吉の壁』には感染者となった人気芸人2名が出演していました。そのパートは生放送ではなく、事前に日テレ局内で収録されたものですが、芸人同士がかなりの“密状態”になり、ノーマスクでネタを披露。そのうち1人は7月31日に所属事務所が感染を発表し、もう1人は8月10日に発熱し、その後のPCR検査で陽性が発覚しています。このことから『有吉の壁』は7月31日よりも前に撮影されたことがわかりますが、てっきり生放送だと誤解していた視聴者からは《コロナ感染してなかった?》《もうテレビ出て大丈夫なの?》などと不安の声があがっていました」(芸能記者)

 野々村真のケースからもわかるように、感染源が番組クラスターだと判明するのは、それからかなりの日数が経過してからのこと。

「感動の名場面として再放送もされた募金リレーでは、最終ランナーのTOKIO城島茂を中心に、アスリートたちがノーマスクで並走するシーンもありました。また、換気が不十分なスタジオでパーテーションがどれだけ効果があるのか、疑問視する声が多い。今後、『24時間テレビ』の出演者から複数の感染者が判明したら、クラスターを疑う声も出てくるでしょう。そういう意味で日テレは“爆弾”を抱えていると言えます」(前出・番組関係者)

 クラスターが判明したら、来年の放送中止もあり得るという。無事に放送を終了した後もしばらくは安心できないかもしれない。

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