6月27日、阿部寛主演の人気ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)の最終回が放送され、午後10時35分にはツイッターの世界トレンドの1位になるほど、SNSでは大いに盛り上がったとか。
それもそはずで、05年放送の前シリーズに生徒役で出演した新垣結衣や紗栄子、小池徹平らがゲストとして登場。山下智久も声でサプライズ出演したことでツイッター上は歓喜の嵐。ほかにも様々な話題を提供したことで世界1位の大騒ぎに繋がったようだ。でも、その”大騒ぎ”の中には、このご時勢ならではの意外なツッコミも多かったという。
「SNS上でツッコまれまくったのがドラマ終盤で、理事長の龍野久美子(江口のりこ)の父、木場勝己演じる龍山高校の元理事長・龍野恭二郎による学園売却計画が阻止された場面。恭二郎が『うるさ〜い!今さら娘ヅラするな!』『元はといえばオマエが私に従わないからこういうことになったんだ!』とおもいっきり怒鳴るシーンでした。これが熱演といえばそうなんですが、テレビ視聴者にも嫌でもわかるほど口から飛沫が飛びまくったんですね。一度ならず三度、四度も。ドラマですから気にしないで見ていた人もいたようですが、内容を楽しんでいた人たちからも『飛沫スゴすぎて集中できない』『元理事長飛沫飛ばしすぎ』『うわぁあああ』『汚すぎ』など、一気に現実に引き戻されたといったコメントがかなり見られたんです。画面からは切れていましたが、出演者に飛沫がかかりまくっているのでは?という指摘もありました」(エンタメ誌ライター)
最近、ドラマでもカメラチェックの時はフェイスガードやマスクを着けるなど様々な対策が講じられていると聞くが、いざ本番は対策抜きの勝負。でも、飛沫にアレルギーになっている人も多くなっている今、ドラマとは関係ないところで視聴者がドン引きしまったとしたら少々残念だ。
「実はそのシーン以外でも、岩井(西垣匠)と小橋(西山潤)の不良コンビが原健太(細田佳央太)を助けるシーンで、原をイジメる学生に壁ドンをしつつ顔を近づけて怒鳴り散らしたとき、距離が近すぎることが気になってしまったという視聴者もいたようです。出演者はPCR検査もしているはずですし、それを言い出したらキリがないという気もしますが、お茶の間で見ている人の中には、過敏に反応する人がいることを制作側も多少は考慮する必要があるのかもしれません」(前出・エンタメ誌ライター)
映画業界では、人と人の密接な会話シーンをソーシャルディスタンス確保のために、できるだけスマホシーンに差し替えるように言われた現場もあったとか。映画ドラマ業界にも早くワクチン接種が進んでくれることを祈りたい。
(塚田ちひろ)