この夏は海外旅行がお得?10連休の反動で割安感がアップ!

 前例のない「ゴールデンウィーク10連休」が終わり、生活に平静が訪れるなか、旅行好きの間では早くも「夏の海外旅行」を検討する人が少なくないようだ。その夏旅行が今年は、いつもより割安になるという。その理由についてトラベルライターが指摘する。

「長期休暇では前後に有給休暇を取り、出国日や帰国日をピーク日からズラす手法がポピュラー。それが今年のGWでは前後に休みを取りづらい空気が強く、ほとんどの旅行者が10連休内に海外旅行を完結させていました。そのため相場が高止まりしていたのですが、今年の夏は8月12〜16日の週をお盆休みにする職場が多いものの前後に休みをズラすことも難しくなく、分散化が広がりそう。そのおかげもあって現時点ではGWより相場が安くなっているのです」

 そんな事情に加えて、別の面にも10連休の好影響が表れているという。トラベルライターが続ける。

「今年はせっかくの10連休だったことから、費用が高いことを覚悟してGWに海外旅行した家庭も多く、早くも年間のレジャー資金を使い切ってしまった例も少なくないようです。その影響で今夏の旅行計画は出足が遅く、割安なプランもまだまだ多く残っています。お盆前後でもアメリカやヨーロッパ路線では総額10万円以下の航空券がざくざく。韓国や香港などの近距離路線なら、8月でも一部のLCCが片道2000円や2980円といったキャンペーン料金を出しています。この手の激安運賃はお盆時期を例外とするケースも多いのですが、今年はまだまだお盆旅行にもチャンスが残っていますね」

 そんな話を聞くと、ぜひこの夏は海外に行きたいと思う人も増えそうだ。そんな人たちに向けて節約術のアドバイスがあるという。

「実は今、国際線の燃油サーチャージが下がっているのです。ANAとJALの北米・欧州路線では、5月31日までの発券で片道7000円。これが6月1日からは1万500円に値上がりするので、今なら往復で7000円もトクする計算です。しかも燃油サーチャージは大人・小児・幼児ともに同額なので、家族4人での旅行なら2万8000円もトクすることに。この燃油サーチャージはパッケージツアーでも別途徴収されることが多いので、今夏の旅行は5月中の予約が吉かもしれません」(同)

 早くも気分は夏に飛んでいるようだ。

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