「ツッコミの名倉潤さんがあそこまでイジられるのは珍しい。イジりというよりも、もはや公開罵倒に近い“口撃”でしたが…。何しろ芸歴では30年以上の差がありますからね。台本があるとはいえ、大先輩相手に物おじせずにあれだけビシバシ言えるのは“大物”の証拠ですよ」
芸能ライターがやや困惑気味に振り返るのはぼる塾・あんりの“暴走トーク”だ。あんりは、9月14日放送のトークバラエティ「しゃべくり007」（日本テレビ系）によしこ（ガンバレルーヤ）、かなで（3時のヒロイン）らとともに「恋する第七世代」のメンバーとして出演。今年5月に出演した際にも、あんりはネプチューンの“原田泰造推し”を告白し、なぜか名倉が苦手というキャラで通していたが、今回はさらに名倉への攻撃をエスカレートさせていった。
進行役の上田晋也（くりぃむしちゅー）が「恋する第七世代」のメンバーに「名倉のファン？」とボケをかませば、あんりがさっそく「いねえよそんなの！」「いるわけねえだろ！名倉さんのファンなんて！」とかまして笑いを誘った。
「さらに“門限10分前のカップル”を演じた2人は再び衝突。寸劇とはいえ、『今日は帰ろう』と諭す名倉さんに対して『お前と長くつきあいたくねえよ！』『お前と長いスパンでつきあいたいヤツいねんだよ！』と罵倒。このシナリオ破りについて、あんりは『目の前が名倉だから』と“口撃”をゆるめませんでした」（前出・芸能ライター）
さらに終盤、泰造との“カラミ”を求めるあんりに対して、再び名倉が乱入。イヤイヤながらも、バラエティ収録現場の舞台裏で注意されるという寸劇を披露したものの、ここでもあんりが「なんでお前に収録のこと注意されなきゃいけないんだよ！」「名倉この野郎！お前またやったな」と“出しゃばり”を糾弾。さらに、「私だけじゃねえぞコレ思ってるの。テレビ見てる人もみんな思ってる！」と追い討ちをかけたのだった。この意外なやりとりは視聴者の間でも好評だったようで《下手なプロレスより面白い！》《名倉さんをここまでイジれるのはさすが！あんりの元ヤンの肩書きは伊達じゃない》といった称賛コメントが見られたが…。放送作家はこう話す。
「名倉さんといえば、昨年に精神の病で休業していることもあり、ヒヤヒヤしながら見ていた関係者も多いのでは…。そこで悔やまれるのが、チュートリアル徳井義実さんの“不在問題”。本来であれば、後輩や女芸人にボロクソに言われる役どころは徳井さんが務めていましたからね。名倉さんはトバッチリを受けた形でしょう。申告漏れが発覚して芸能活動を自粛していた徳井さんは、すでに深夜の旅番組で地上波復帰を飾っていますが、『しゃべくり007』への復帰はまだ早いという意見が圧倒的に多い。徳井さんといえば、レギュラー出演していた『テラスハウス』では“和ませ役”として知られ、彼が不在にしていた間に出演者への誹謗中傷が過熱していった経緯もあります。そういう意味では、今回の“名倉叩き”は、徳井さん復帰に向けた布石かもしれませんね。実際、番組関係者の間では『早く徳井さんを戻さないと名倉さんが壊れる』と心配する声が聞かれています」
番組に出ていないものの、「しゃべくり007」公式サイトにはいまだ徳井の写真が掲載されている。ぼる塾・あんりの“名倉罵倒”が徳井復帰の呼び水となるか。今後の展開に注目したい。
（あまねかずこ）
