レジ袋無料の一方で…「しまむら」が再開した“買い取りサービス”に不安の声

 7月1日からスタートしたレジ袋の有料化だが、衣料品チェーンの「ファッションセンターしまむら」ではレジ袋の“無料配布”を続けることを発表し、ネット上では称賛の声が相次いでいる。しかし、同時に発表されたレジ袋の“買い取りサービス”については、賛否がわかれることとなった。

「しまむらのレジ袋買い取りは2007年からスタートしたもので、しまむらのレジ袋を持ち込めば1枚1円で買い取ってくれるというリサイクルサービスです。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時買い取りを中止していましたが、無料配布と同時に7月からサービスが再開されたのです」(経済ジャーナリスト)

 レジ袋の買い取り再開に対しては《レジ袋が無料なだけじゃなく、前のやつを持っていけば1円もらえるなんて神すぎる》との声もあるが、一部では《知らない人の家で何に使われていたかわからないレジ袋を回収するって店員さんは辛いな》と同情する意見も見られ、しまむらの店員と見られるツイッターアカウントからは《買い物袋回収、本当に嫌なんです。怖いんです》といった悲痛の叫びも見られる。

「使用済みのレジ袋はゴミやホコリ、体毛などが付着しているケースも少なくないようで、コロナの感染者数が再び増えている中で回収しなければならない店員さんはかなりキツイようです。しまむらでは、今年4月頃にも店員と見られるツイッターアカウントから《感染するのが不安》《自粛をして欲しい》などといった意見が多く見られました。今回の買い取り再開で経営側と店員との溝がさらに大きくならなければいいですが…」(アパレル関係者)

 エコロジーとコロナ感染対策のどちらを優先すべきか、おのずと答えは出るのではないだろうか。

(小林洋三)

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