今回のコロナ禍で株を上げた政治家の筆頭格は、言うまでもなく吉村洋文大阪府知事だろう。いまいち方向性が定まらない国政の対応に不満が募る中、休業要請に応じないパチンコ店を苛烈な言葉で非難して「店名公表」を断行するなど、批判を怖れない断固とした姿が話題を呼んだ。
特にそのスタンスが際立ったのが、休業要請や外出自粛の解除に向けた、いわゆる「出口戦略」発表時だ。大阪独自の「大阪モデル」を発表する際、「本来、国で示してほしかった」と、国が本来するべき責務を果たしていないと暗に非難。その発言に対して、西村経済再生担当大臣が「何か勘違いをされているのではないか、強い違和感を覚える」と反論し、あわや国政と自治体とのバトル勃発か……との様相となった。いささか論点がかみ合っていない衝突であったが、吉村知事が「今後は発信を気をつけます。ご迷惑おかけしました」と矛を収める形で収束した。吹っかけ方から、引き際まで、なかなかの喧嘩上手である。
このように「国にモノが言える政治家」として評判の吉村知事だが、大阪府民の間では「いずれ、総理に」との声までも上がってる。そこでにわかに注目が集まっているのが、吉村知事の妻である。もし総理ともなれば、ファーストレディになる存在。“アッキー”こと安倍昭恵夫人の例を引くまでもなく、政権の支持率、さらには国政にも影響を及ぼす立場である。いったいどのような女性なのか。
「すでに一部の週刊誌でも報じられていますが、北海道出身の元キャビンアテンダントという話です。出会いは、吉村知事が東京で働いていたころに飲み会で知り合い、知事のほうから熱烈にアプローチしたそうです。何しろ3人の子育てに追われていることもあって、政治にはまったく興味を示さなかったそうですが、吉村知事が急に出席できなくなった会合に顔を出して代役であいさつをするなど、ここぞという時に頼りになる存在だとか」
こうした涙ぐましい内助の功は、安倍首相が「みずからの身を守る行動を」と呼び掛けた直後にフラリと大分旅行に出かけてしまった昭恵夫人の“問題行動”とくらべるまでもないだろう。
吉村夫人を知る府議会関係者によれば、「色白でサラリとした黒髪が印象的な清楚系美人です。身長は150センチ台半ばといったところでしょうか。女優にたとえるなら松たか子さん。後援者をまじえた会合や地域のイベントにも何度か顔を出して、吉村知事に付き添っていましたよ」とのことである。性格は、明るく気が強いタイプとだという。関西圏出身ではないが、確かにナニワの主婦層の受けのよさそうなタイプと言える。吉村人気の陰の立役者、元CAの美人妻にはますます注目が集まりそうだ。
(オフィスキング)