【大型連載】安倍晋三「悲劇の銃弾」の真相〈第5回〉(1)「安倍さんは最高の官房長官を選んだ」
日本憲政史上最長の総理も、第一次政権は短命に終わっている。しかし、捲土重来を期して再起。盤石の態勢を敷き、次々と改革を断行し続けたものだ。もし非業の死を遂げていなかったならば‥‥。〈作家・大下英治〉...
日本憲政史上最長の総理も、第一次政権は短命に終わっている。しかし、捲土重来を期して再起。盤石の態勢を敷き、次々と改革を断行し続けたものだ。もし非業の死を遂げていなかったならば‥‥。〈作家・大下英治〉...
昭和六十二年十月八日、ポスト中曽根を決める自民党総裁選が告示され、竹下登、安倍晋太郎、宮沢喜一が名乗りを挙げた。三人は、本選挙を回避し、話し合いによる決着を目指した。 十月十九日の昼十二時二分、...
父・岸信介のしたたかさと比べて、「政界一善人」とまで言われた安倍晋太郎は、東京大学法学部政治学科を卒業したのち、昭和二十四年四月、毎日新聞に入社した。 まもなく、晋太郎に縁談が持ち上がった。相手...
総理大臣・安倍晋三を生み出したのは、その華麗なる血脈だ。総理として大仕事を成し遂げた祖父、そして総理にあと一歩届かなかった父。歴代最長の在任日数を誇る、元総理が受け継いだDNAを遡った。〈作家・大下...
亡き父の遺志を継ぎ、安倍晋三が国会議員に初当選したのは29年前のことだ。以降の長い間、2度の総理大臣就任を果たす一方で、病との戦いにも晒された。それでも自由奔放と言われた妻が元総理を支え、元総理もま...
安倍晋太郎は、妙にこだわった。 「結婚式は、絶対に長男が先じゃないとまずい」 そこで、兄の寛信と幸子の結婚式は、昭和六十二年五月二十三日、晋三と昭恵は、それから二週間後の六月九日と決まった。 ...
安倍晋三元総理の横には、常に昭恵夫人の姿があった。まさに一心同体。筆者が彼女の口から聞かされたのも「夫への愛」だった。緊急連載の第2回では出会いから結婚に至るまで、ふたりがゆっくりと着実に歩んだ軌跡...
安倍晋三元総理が「悲劇の銃弾」に倒れた衝撃余波が止まらない。筆者は裏で政界を操る「闇将軍」に対し、今後も表舞台で権勢を振るうはずだった故人を「昼将軍」と命名するはずだった。緊急連載の第1回では、政治...
昭和の終わりが差し迫った1988年に発覚、政官界を巻き込む戦後最大の企業スキャンダルへと発展した、リクルート事件。その中心人物が、当時のリクルート社会長・江副浩正氏である。 江副氏は63年、愛媛...