潜入ルポ一覧

関西「1万円ニセ札工場」にリアル潜入(4)造幣局の中に内通者がいた

 話をニセ札に戻そう。  本物と見まごう精巧な紙幣を作るには手間がかかると思うが、全てがそうではないと劉氏が明かす。 「面倒な時、逮捕されてもいいような同胞を使う時には、磁気テープを貼りつけただけ...

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関西「1万円ニセ札工場」にリアル潜入(3)釣りの9千何百円を丸儲け

 吉田老人の口添えのためか、劉氏の口は滑らかだった。 「中国はニセ札市場が荒れまくっていて、正直、商売にならない。その点、日本は(現金が路上に置かれているも同然の)自動販売機が多い。さらに、切符を買...

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関西「1万円ニセ札工場」にリアル潜入(2)ニセ札の印刷自体は中国で

 待ち合わせ場所だけ教えられていた。夜9時を過ぎた関西某市の公園には、カップルが2〜3組いるだけだった。季節は冬、寒空の下で星を眺めながら時計を気にしていると、急ブレーキをかけ、1台のワゴン車が公園前...

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関西「1万円ニセ札工場」にリアル潜入(1)紙幣の偽造で「無期懲役」も

 単なる興味本位ではリスクが高すぎるだろう。それでも筆者は、マフィアの巣窟となっている不気味な現場を目指したのだ。どこへ連れていかれるかも知れず、命の危険も感じた。決死の潜入ルポで見聞きした「1万円ニ...

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