永江朗一覧

永江朗「ベストセラーを読み解く」「労協」の事業内容は多種多様 今後は組合の時代が到来する

 明るい未来像を思い描けない時代になった。今日より明日が、今年より来年が、10年後、20年後が、良くなっているとは思えない。だから、働くことについての意識が変わるのも当然だ。「一所懸命働いて、会社が大...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」「名言」の出典を探す旅が面白い すごい才能が現れたものだ!

 本書は第172回芥川龍之介賞を受賞した小説である。ゲーテが残した(かもしれない)言葉を探す経緯を、その6年後に主人公の娘婿が小説にした、という体裁をとっている。  娘婿は冒頭の「端書き」で登場する...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」血と汗と体液がダダ洩れ…全行間から熱量溢れる物語

 安堂ホセは「ジャクソンひとり」(河出書房新社)で文藝賞を受賞してデビュー。同作は芥川賞候補になり、第2作「迷彩色の男」も候補になった。そして第3作が、25年第172回芥川賞を受賞した本作である。 ...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」中国の景気は消費者がカギ!日本の経済対策のヒントも…

 中国経済については極端な悲観論と楽観論がある。長く続いた高成長はすでに止まり、やがて破滅に向かっていくしかないだろうという見方。いやいや、これからも成長は続いていくだろうという見方。  日産をはじ...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」江戸時代中期と現在は重なる 21世版・蔦重の出現を願う!

 今年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主人公は蔦屋重三郎。略して蔦重。江戸時代中期の人物である。  蔦重の肩書きをなんといえばいいのか。現代でいうなら、編集者、出版社経営者、出版プ...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」林真理子新体制の期待が失望に…マンモス私大の深すぎる闇

 林真理子が日本大学の理事長に就任した時、火中の栗を拾おうとするその姿勢を讃える声も多かった。人気作家で日本文藝家協会理事長も務める超多忙な身にもかかわらず、スキャンダルにまみれて窮地に陥った母校のた...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」どれがいいとか悪いではない 論理的思考も多様性が重要

 書名から論理的思考を身につけるハウツー本を予想した人は、読み始めて驚くだろう。この本は文字通り、論理的思考そのものを相対化して問うものである。  論理的思考は世界共通で不変だと私たちの多くは考えて...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」会ってみないとわからない!? ねるとんパーティーもいいね

「成瀬は天下を取りにいく」「成瀬は信じた道をいく」(共に新潮社)と、大ヒットが続く宮島未奈の第3作である。作家にとって第3作は試金石である。第2作はデビューの勢いで書ける。だが、最初の2作でアイデアも...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」石井紘基は誰に殺されたのか 前明石市長が疑惑に迫る!

 かつて石井紘基という政治家がいた。オウム真理教や統一教会の被害者救済などに関わり、日本道路公団をはじめ特殊法人への不正追及で注目を浴びた政治家だった。驚くような情報を持って政府を質問攻めにして、「国...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」アニメ版と小説の異同に注目 耳の中に潜む4つの物語…

 他人の耳が気になる。比喩としての耳ではなく、耳そのものである。人によって形が違う。エロティックでもあり、グロテスクでもある。たまに耳垢だらけで長い耳毛が密生しているおっさんに遭遇すると「うへえ」と思...

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