永江朗一覧

永江朗「ベストセラーを読み解く」高齢女性“犯罪増加”のからくり 利権、癒着‥‥警察の闇に迫る

 法の番人とは警察や検察、裁判所、そして法務省を指す。「これが今とんでもないことになっている」という告発と警告の書である。  冒頭の文章が衝撃的だ。 〈一般的には、犯罪が行われるから警察などが取り...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」「背広組」VS「制服組」防衛省内部の確執を描く!

 公安部門の警察官を主人公にした小説は珍しくないが、本作の主人公は防衛省情報本部・情報課長。インテリジェンスの最前線が、臨場感をもって描かれる。  巻末のプロフィールによると、著者は某県警の外事課に...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」渡り鳥は1万キロ以上も無着陸 生物の巧みな生存戦略に迫る

 名著「ゾウの時間 ネズミの時間」(中公新書)で知られる動物生理学者の新著。「ゾウの時間─」は「時間」がキーワードだったが、この本は「移動」がポイント。動物はいかにして陸を走り、空を飛び、水中を泳ぐの...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」人間社会が滅びる日は近い!?財政学者が提案する「回避策」

 著者はあとがきで「本書だけは世に送り出したかった」と述べている。高齢と体調不良を押して書いたのは「新赤版2000点突破記念」に合わせたかったからであり、岩波新書の発刊には「真理を探究する学問への弾圧...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」オホーツクに潜む原潜の恐怖 極東ロシア軍の現況を分析!!

 ウクライナ戦争についての報道に接する時、わたしたちはつい、ロシアの関心はヨーロッパに(だけ)向いていると考えがちだ。だが、少し考えればわかるように、彼らは常に極東を意識してきた。なぜなら太平洋を挟ん...

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