永江朗一覧

経済格差と不平等への怒り!?トランプの強さの理由を考察/永江朗「ベストセラーを読み解く」

 日本の首相が誰になろうとどうでもいいが、アメリカ大統領選からは目が離せない。本稿執筆中にバイデンが大統領選からの撤退を表明した。ハリス副大統領が民主党の候補になるのか、それとも違う政治家が候補に選ば...

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実は時代の先取りだった!?「中ピ連」女性活動家の物語/永江朗「ベストセラーを読み解く」

「中ピ連」を覚えているだろうか。正式名称は「中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合」。1970年代半に活動した団体である。今でいうフェミニズム、当時の言葉でいえばウーマンリブの団体だった。そ...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」小泉今日子や芥川賞作家など福岡博士と考える「生命理論」

 大ベストセラー「生物と無生物のあいだ」(講談社)などで知られる生物学者・福岡伸一の対談集。14年に出た単行本に加筆修正し、新たに小泉今日子との対談を加えた新書である。  対談相手の顔ぶれが豪華だ。...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」泥船の日本と心中するのはイヤ 激増する「海外移住」の現実!

 海外に移住する日本人が珍しくなくなった。ひと昔前までは、海外移住というと、音楽や美術などの特別な才能を伸ばしたり活かしたりするためや、学術の研究や専門能力を発揮するため、あるいは結婚によってという理...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」ダメな組織の共通項とは?内田樹が日本社会に喝!

 社会的な大事件であれ、身のまわりの小さなことであれ、こんな時あの人ならどう言うだろう? と思う。あの人とは内田樹。思想家で武道家。その言葉のひとつひとつが意外でもありながら腑に落ちる。禅林の高僧のよ...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」センスとはヘタウマである 気鋭の哲学者の芸術論!

 私たちは日頃「あの人はセンスがいい」とか「センスがない」などと簡単に言う。だが、センスとは難しいものだ。  例えばファッションのセンス。お金をかければいいというものではない。上から下まで高級ブラン...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」性暴力問題について言及なし 放送作家が描くSMAP物語

 本書はSMAPの誕生から解散までを描いた長編小説である。ただし作中にはSMAPという4文字もジャニーズ事務所という名称も出てこない。メンバー名は、タクヤ、ゴロウチャン、ツヨシ、シンゴ、リーダーと表記...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」盗作疑惑に贋作事件‥‥大正ミステリー大長編!

 ベストセラー「方舟」(講談社)が各方面で絶賛された夕木春央の新作。大正時代の東京を舞台にした本格ミステリーである。  画家の井口は、自分の作品とそっくりの絵がアメリカにあることを知る。いったい誰が...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」高齢女性“犯罪増加”のからくり 利権、癒着‥‥警察の闇に迫る

 法の番人とは警察や検察、裁判所、そして法務省を指す。「これが今とんでもないことになっている」という告発と警告の書である。  冒頭の文章が衝撃的だ。 〈一般的には、犯罪が行われるから警察などが取り...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」「背広組」VS「制服組」防衛省内部の確執を描く!

 公安部門の警察官を主人公にした小説は珍しくないが、本作の主人公は防衛省情報本部・情報課長。インテリジェンスの最前線が、臨場感をもって描かれる。  巻末のプロフィールによると、著者は某県警の外事課に...

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