またもスーパースターが日本に上陸するかもしれない。
サッカーJ1の北海道コンサドーレ札幌が、イングランドのマンチェスター・シティに所属する元スペイン代表MFダビド・シルバの獲得に向けて水面下で交渉をスタートさせていると一部メディアが報じた。
アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、フェルナンド・トーレスに続き、またしてもスペイン代表として世界を制したメンバーがJリーグの敷居を跨ぐ可能性が浮上した。「スポニチ」によれば、来夏に所属するマンチェスター・シティと契約満了を迎えるシルバに対して、コンサドーレがすでにアプローチを開始し、現時点でシルバの新天地として札幌が「有力候補」となっているという。
また、関係者の証言として「(ヴィッセル)神戸など複数のJクラブとも接触したが、最も熱心だったのが札幌」という現状も伝え、母方が日系人のシルバ自身もルーツのある日本でのプレーを希望しているとのことだ。
「ダビド・シルバといえば、スペインの名門バレンシアのユースチームに育ち、過去には世界最高峰のクラブであるレアル・マドリードやバルセロナも獲得を争った言わずもがなの世界的プレーヤーで、現在所属するマンチェスター・シティには2010年の南アフリカW杯でスペイン代表の柱として優勝を果たした直後の夏に加入し、現在は指揮官“ペップ”ことジョゼップ・グアルディオラからキャプテンを任されるほどの器です。プレースタイルとしては、正確なパスとドリブルを織り交ぜながらチャンスメイクに勤しむタイプで、さながら“左利きのイニエスタ“といった雰囲気。自らシュートを放つこともできれば、巧みに周囲を引き立てることもできるため、1人の加入でチームの攻撃力は飛躍的にアップすることが期待されます」(スポーツライター)
よもやのコンサドーレによる“シルバ獲り“報道には札幌のサポーターだけでなく、多くのJリーグファンから「実現してほしい」「来たら本当に凄い選手だし、日本で見られるなんで素晴らしいね。是非取って欲しい!」「もし獲得できたら素晴らしい」「Jリーグの発展には良いことです」などと歓喜と期待の声が上がっており、コンサドーレのビッグネーム獲得を応援している。
イニエスタやビジャといったシルバの同胞がヴィッセル神戸に在籍し、資金力に関してもヴィッセルがコンサドーレを凌駕しているとされることから、最終的なシルバの行き先がどのクラブになるかは分からないが、いずれにしてもJリーグが総力を上げてシルバの到着を実現させてほしいところだ。
(木村慎吾)