新庄監督に続き、小野伸二が北海道で「ビッグボス」に?

 キャンプシーズンに突入し、連日話題を独占する新庄ビッグボス率いる北海道日本ハム。チームがここまで注目を集めるのは大谷翔平のメジャー移籍以来の久々のことで、その経済効果は計り知れない。

 一方、5日まで同じ沖縄でキャンプを行っていたのは、こちらも北海道を拠点とするコンサドーレ札幌。チームのみならずJ1最年長となる日本サッカー界の至宝、小野伸二が所属することで知られるが、実はクラブと生涯契約を結んでいたことを1月29日付の報知新聞が伝えている。

「これは引退後、クラブのスタッフとしての身分を保証する一種の約束手形。引退後に打診するならともかく、現役中にこのような契約を結んだ選手はJリーグでは聞いたことがありません」(サッカージャーナリスト)

 今は選手として専念するため、現時点で指導者を目指すのかフロント入りするのか明言は避けている。それでもサッカーファンや地元サポーターからは、将来の〝小野ビッグボス〟や〝小野GM〟の誕生を期待する声も。

「浦和レッズやフェイエノールト(オランダ)でプレーしていた印象が強いですが、一番長く在籍しているのは札幌。今年で計8シーズン目を迎え、本人もクラブや北海道に愛着を持っている。選手やスタッフにも慕われ、その人間性も高く評価されています」(同)

 コンサドーレはもともとJ1とJ2を行き来するエレベータークラブだったが、名将ペトロヴィッチ監督の下で強化を図り、現在はJ1中位のクラブとして定着。厳しい経営状態を見事立て直した野々村芳和代表はその手腕を買われてJリーグの次期チェアマンに内定している。

「以前からJリーグを代表するビッグクラブになるとの目標を掲げており、それを叶えるうえで小野選手は不可欠な存在。あれだけ実績のある人ですし、引退してもチームの顔として活躍してくれるはずです」(同)

 プロ野球だけでなくサッカーも今後は北海道から目が離せなさそうだ。

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