ニッポンの今を見つめるために、現総理の顔相をチェックしたい。脇田氏は石破茂氏(68)を「令和の徳川家康」と評する。
「自分の力で何かを成し遂げたわけでもないのに、自然と重要なポジションに起用される。いわゆる政治屋としてはとても優秀な方です。石破氏の口元を見ると、下唇が薄くて上唇が厚い。これは情が厚くて尽くすタイプです」
もっと国民に尽くす姿勢を見せてくれれば、内閣支持率がここまで低迷することはなかったかもしれないが‥‥。
「意外や意外、のらりくらりと政権を“延命”する可能性も。ただし、災害を察知する能力に長け、国家の危機にはとても頼りになる。だから個人的には“ナマズ総理”と見ています」(脇田氏)
コワモテでダークホースに躍り出たのが、茂木敏充前幹事長(69)だ。
「バリバリの体育会で、『空手バカ一代』のように我が道を行くタイプ。“強い日本”を目指すなら茂木総理もよいかもしれません。ただ、この眉を見てください。左右の眉が離れていますよね? 左右の眉がつながっている『こち亀』の両さんは、悪く言えば適当、よく言えば中庸。これに対し、茂木氏のようにここまで離れていると、まったく融通が利かない。昭和のガンコ親父ですよ。だから外交では決して妥協せず、諸外国との交渉は決裂のオンパレード。日本の誇りは取り戻せるかもしれませんが、一歩間違えば戦争ですよ」(脇田氏)
昨年の総裁選で、65票を獲得し、進次郎氏に次いで4位につけたのが林芳正官房長官(64)だ。
「鼻にあるホクロは高いプライドの象徴。もしも総理になって国会で野党の追及を受けようものなら、どんな失言が飛び出すかわからない。権謀術数をめぐらせて、誰かを蹴落としたり、罠にハメるのは得意かもしれませんが、いわゆる“なりたい総理”の顔。省庁を仕切る大臣や党の要職で総理を支えるのが合っている気がします」(脇田氏)
果たして、ニッポンの顔にふさわしい人物は─。
「個人的には高市早苗氏(64)が総理になるのが理想と言えます。神経質で細かいところを気にする面はありますが、よくも悪くも正直。唇のバランスも取れていますし、小泉氏と同様、鼻の穴がはっきり見えているので、エネルギーに満ち溢れている印象です」
脇田氏がイチ推しすれば、水森氏も同調する。
「積極財政派として理想の顔立ち。進次郎氏と異なり、鼻の穴にしっかりと“返し”があるので、締めるところはしっかり締める。口元も引き締まっているので、お金の出し入れがきちんと計算できる方です」
初の女性総理誕生で日本はどう変わるのか。脇田氏は「一言で表すなら教育ママ」との鑑定結果を示してこう続ける。
「奈良県の女性は我慢強くしっかりとした性格。姉さん女房という言葉がありますが、家の中では家計をきっちり管理し、外ではしっかりと旦那を立てる。日本の男をビシッと教育して元気にしてくれます。まずは専業主婦が育児やお金のことで悩まないよう、様々なサポートを打ち出す。子育て世帯への補助金をバンバン出して、専業主婦が気兼ねなくパートで稼げるよう税制を改革。女性を助けることで、夫は家で愚痴を聞くこともなくなり、結果的に男が元気になっていくでしょう」
総理候補の顔相チェックは、高市氏が「理想の顔」という結論に達したが、
「顔の輪郭が先細りになっているのが不安要素。尖ったアゴは、晩年に体調を崩すサインと言われているので、時間はそれほど残されていない。一日も早く総理になって、日本初の女性総理として辣腕をふるってほしいですね」(脇田氏)
石破総理、なるべく早いご決断を!
*週刊アサヒ芸能6月19日号掲載