「洋服の青山」が発売中の「別注ワークパンツ」は、ビジネスシーンを意識しながらも抜群の機能性を備えた一着と言える。6月に発売された新色オフホワイトは、淡い色味ながら汚れが目立ちにくい微起毛素材を採用し、ジャケットスタイルとの相性も良い。
このワークパンツは、同社が展開する「#すご」シリーズの一環として企画され、ワークウェアブランド「ディッキーズ」の定番モデル「オリジナル874」をベースに作られた。2024年10月の発売開始以降、通常のカジュアルパンツと比較して売上本数は約2倍を記録し、一部の店舗では早々に完売するほど好評を博した。
新色オフホワイトの追加によって、特に春夏のジャケットと合わせようと考えるビジネスパーソンからの支持がいっそう高まり、《仕事服としてさまざまな着こなしに対応できる》《清潔感のある淡いカラーがほしかった》といった声が多く寄せられている。
価格は8690円(税込み、以下同)で、同価格帯の一般的なビジネスパンツと比べても手の届きやすい設定。機能性と上品さを併せ持つバランス感が、多くの年代に受け入れられているようだ。
一方で、もっと気軽にガシガシ使えるワークパンツを求めるなら、ワークマンのモデルにも注目したい。たとえば「エアロストレッチクライミングパンツ」は、1900円前後というリーズナブルな価格ながら、全方向ストレッチ(最大130%)、吸汗速乾、UVカットなど、夏場の快適性を重視した機能をフル装備。膝まわりのクライミングカットやウエストゴム+スナップ留め仕様により、しゃがむ、立ち上がるといった動作をしてもつっぱり感が少なく、アウトドアやDIY、通勤自転車といったシーンでもタフに使える。
では、別注ディッキーズパンツとクライミングパンツ」は、どう使い分ければよいか。別注ディッキーズパンツは、「ジャケットと合わせ、商談時にも違和感なく着用できる一着が欲しい」というビジネスマンにちょうどよいアイテム。
一方、ワークマンのパンツは耐久性、撥水性、冷感機能など「作業効率を最優先した機能」が充実しており、価格は1700~2500円程度と手頃。庭仕事や軽作業、キャンプなど、アウトドアアクティビティはもちろん、通勤スタイルとして多少ハードに使っても汚れを気にせずガンガン洗える点が魅力だ。
普段使いに気兼ねなく使いたいのであればワークマン、オフィスでもきちんと見せたい少し上質なワークパンツを探しているなら別注モデルを検討するといいだろう。
(ケン高田)