なか卯の夏限定「温たま冷やし坦々うどん」はキンキンに冷えたうどんと旨辛スープが絶品だった!

 丼ぶりと京風うどんの「なか卯」は、4月9日より「温たま冷やし坦々うどん」(並660円=税込)の販売を開始した。昨年よりも1カ月以上前倒しで同チェーンの夏の定番限定商品が登場したということで、ひと足早く夏を感じに行ってみた。

 長崎ちゃんぽん専門店の「リンガーハット」では3月24日から夏季限定メニューがスタートさせるなど、飲食チェーンでは夏メニューの投入が早まっているようだ。今年はすでに3月から夏日を記録する地域もあるほどなので、今から“冷やし”や“激辛系”メニューが食べられるのはありがたい。

「温たま冷やし坦々うどん」は温たまが別皿で用意されているので、好きなときに割り入れて食べることができる。ヒンヤリと冷たいスープは胡麻の香りが立ちコクと旨みが感じられるが、ラー油のピリッとした刺激的な辛さと相まってバランスの取れた旨辛な味わいとなっている。

 上に乗っているオリジナルミンチはそれほど辛くはなく、甘みの強い肉味噌といった感じ。挽き肉の他ににんじんのみじん切りなども入り、食感も楽しい。そして、ツルツルシコシコなうどんはスープ以上にキンキンに冷やされ、スープやミンチともよく絡む。ここに温たまを投入してよくかき混ぜると、ラー油の辛さをまろやかにしてくれて、全体を絶妙に調和してくれるのだ。さすがは夏の定番というだけあって、完全に味が仕上がりまくっている。

 ちなみに、並盛の単品だと一般的な男性では少し物足りないかもしれない。そこでライスの追加注文を考える人もいるかもしれないが、残念ながらうどんを食べきるとミンチなどの具材はほぼ残らないのであまりオススメはできない。バランスを考えるなら、「温たま冷やし坦々うどん」の小と「親子丼」のセットくらいがちょうどいいかもしれない。

(小林洋三)

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