なんと重さ約1kgあるスマートフォンが、間もなく米クラウドファンディングサイト「キックスターター」で販売開始される。このご時世、1㎏のスマホなどありえない話だが、ネット上では《まさに男の夢を叶えるガジェット》と評判だ。
「話題となっているのは、中国のスマホメーカーOUKITELが開発した『WP100 Titan』。重さはなんと875gあり、『iPhone SE(第3世代)』が144g、富士通の世界最軽量ノートPC『FMV Zero』が634gですから、いかに重いかが分かると思います。この機種はタフネススマホと呼ばれるもので、高温・高水圧にも耐えられる防水性を持ち、1.5m落下耐性もあってトンカチの代わりにペグを叩いたり、瓶の蓋を開けることもできるというんです」(ガジェット系ライター)
タフネスなのは外側だけでなく、バッテリー容量は通常のスマホの6倍以上となる3万3000mAh。このスマホから他のデバイスを充電することもできる。また、背面には最大出力1200ルーメンの巨大ライトを搭載し、洞窟の中でさえ明るく照らすパワーなのだとか。そして、この機種の目玉と言えるのがプロジェクター機能。アイコンをタップすると、簡単にスマホの画面が壁などに投影できるのだ。
「『持ち運びできるプロジェクター』と考えれば、875gはむしろ軽い。タフネススマホとしてキャンプではモバイルバッテリー代わりになり、夜はプロジェクターを使って大自然の中、家族で動画やゲームを楽しむこともできる。また、出先でプレゼンをする機会が多いビジネスマンの方にとっては非常に強い味方になるのではないでしょうか。定価は899ドル(約13万2000円)でスマホとプロジェクターを両方購入するより断然安く、現在キックスターターではお得なプランも用意されているので、要チェックだと思います」(同)
4月以降からはアマゾンなどのECサイトでも販売される予定という。持っていれば周囲のド肝を抜くことは間違いないだろう。
(小林洋三)
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