「彼は『距離を置きたい』と言っている」米英紙が報じるヘンリー王子夫妻“破綻”の根拠

 2023年に出版した回顧録「スペア」をきっかけに、「Spotify」契約解消騒動後から英米メディアによる不仲説が報じられていた、ヘンリー王子とメーガン妃。しかし、その後ドイツで開催された「インヴィクタス・ゲームズ」には不仲説を払しょくするかのように2人仲良く出席。今年に入ってからも5月にはナイジェリア、8月にはコロンビアを訪問し、2人でサルサを踊りキスを交わす写真が報じられことで、関係修復を伝えるメディアも少なくなかった。

 ところが、ここ最近、別行動が目立つ2人について、再び不仲説がぶり返されているのだ。英国王室に詳しいジャーナリストの話。

「メーガン妃は10月5日、ロサンゼルス市内で行われたロサンゼルス小児病院のチャリティーイベントに出席。しかし、同じタイミングでヘンリー王子は、単独で3カ国を訪問する世界ツアーに出発しています。また、王子がジミー・ファロンの番組に出演した際も、出たがりで有名なメーガン妃は王子の側にいなかった。近年はメーガン妃自身も単独で事業を立ち上げるなど、ビジネス面での方向性の違いもあり、ビジネスと慈善活動の利害が一致しなくなってきた、という側面もあるのかもしれません。ただ、これまで以上に別行動が目立ち始めたことで様々な憶測が流れるようになったようです」

 そんな2人の行動について、英デイリー・テレグラフ紙は「メーガンはどこにいる?」とのタイトルで記事を掲載。サン紙も「別々のサセックス公爵夫妻-メーガン・マークルとヘンリー王子が別々の生活を送る.….彼女は人気がない」という見出しで大々的に報じている。

「『サン』によれば、2人の別居報道について、通常ほとんどコメントを出さないスポークスマンが今回に関しては何度も報道陣に声明を出し、『すべて順調で、夫婦が別々に過ごすのはまったく普通のこと』と主張しているというんです。同紙によれば、これは非常に不可解で『本当にすべてがうまくいっているのなら、あえてそんなこと(何度も声明を発表)をする必要はない。きわめて不自然』と報じており、皮肉なことにスポークスマンの対応も不仲説を再燃させる要因になってしまったようです」(同)

 英紙の報道を受け、追随する米ニューヨークポスト紙は、「『絶望的な』ハリーがイメージ回復に真剣に取り組む―メーガンはそのプロジェクトに関与せず…彼は『距離を置きたい』と言っている」と夫妻の関係に一歩踏み込んで報じている。また最近発売された英デイリー・エクスプレス紙によれば、夫妻は今年のクリスマス休暇を巡っても対立しており、イギリスでクリスマスを迎えたいとする王子に対し、メーガン妃は英国への渡航をためらっているため、夫妻は別々にクリスマスを迎える可能性があると伝えている。

 通常、英王室メンバーは毎年、クリスマス休暇をノーフォーク州にある私邸サンドリンガム・ハウスに集まって過ごすのが習わしだ。だが、夫妻がここでのクリスマスの集いに参加したのは2018年の1回のみ。以降は招待を辞退しており、父・チャールズ国王との関係がギクシャクしている中、今年もここに参加する可能性は極めて低いとされる。

「ただ、王子は母ダイアナ元妃の弟チャールズ・スペンサー伯爵家とは良好な関係を築いており、8月下旬に叔父の葬儀へ参加するため単身で帰国した際も、スペンサー家に滞在していましたからね。そのため、スペンサー家からクリスマスを一緒に過ごすよう招待されているようです。それでもメーガン妃は招待を固持しているとされますから、クリスマスも別々となれば、また様々な憶測が流れることは必至です」

 米国に移住後、これまでメーガン妃が英国を訪れたのは22年のエリザベス女王の即位70周年の祝典と女王の葬儀のたった2なだけに、俄然注目が集まっている。

(灯倫太郎)

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