今年5月、初となる外遊としてナイジェリアを訪問したヘンリー王子とメーガン妃。8月には外遊第二弾としてコロンビアを訪問したが、コロンビア行き直前に夫妻の右腕だったチーフ・オブ・スタッフ(COS)の男性が、職を辞していたことが英「デイリーメール」紙が報じられ、大きな話題になった。男性はジョシュ・ケトラーという人物で、王子が立ち上げた「インビクタス発足10周年イベント」の際も、王子に同行。英国でも各メディアの対応にあたるなど、信頼できる側近として王子も大きな信頼を寄せていたとされる。
そんな人物が突然辞職したとなれば、さまざまな憶測が広がるのは当然のことだが、そんな中、米「The Hollywood Reporter」誌が、夫妻のもとから辞職した元スタッフや、現役スタッフの証言をもとにメーガン夫人に関する暴露記事を掲載し、衝撃と波紋が広がっている。記事によれば、夫妻のスタッフの離職率は非常に高く、18年に2人が結婚してから職を離れたスタッフは少なくとも18人。うち9人以上は夫妻が王室離脱後、カリフォルニアに移住してから辞めているとされ、
「元スタッフらの証言では、メーガン夫人は感情の起伏が激しく、ヒステリックでたびたび 大声で癇癪を起こすことがあり、早朝5時にメールが送られ、指示されることもあるのだとか。ジョシュ・ケトラー氏の辞職は着任からわずか3カ月ですが、記事に登場するスタッフはメーガン夫人を、『彼女はハイヒールを履いた独裁者のように歩き、激怒して命令を叫ぶ。大人の男性が涙ぐむ姿さえ目にしたことがある』と証言しています。しかも、こういった高圧的な態度は私生活だけでなく、公の場においても同様だというんですからね。この証言が事実なら、あのにこやかな笑顔の裏ではスタッフに対するパワハラ的な言動があったということ。またも、メーガン夫人非難の大合唱が起こる可能性は大きいでしょうね」(英王室に詳しいジャーナリスト)
実はバッキンガム宮殿は2018年、職員に対する「横暴な振る舞い」について調査しているが、それを公表することはなかった。そんなこともあり、夫人は2020年の米国移住前にも、英国で自身に向けられるブーイングを、「名誉毀損キャンペーン」と非難。しかし、「人の口に戸は立てられぬ」という諺があるように、王室の従業員たちからは、彼女の横暴な振る舞いが暴露され、大騒ぎになったものである。
今回の報道に対し現時点で夫妻の広報担当者はコメントしていないが、今週発売の雑誌「USウィークリー」には元スタッフ、および現スタッフが登場。メーガン夫人を、「これまで一緒に仕事をした中で最高の上司」「おふたりと一緒に仕事ができるのは本当に名誉なことです」と、とってつけたような大絶賛コメントで讃えている。とはいえ、「The Hollywood Reporter」の記事により、今後もメーガン夫人への告発が再燃することは必至。夫であるヘンリー王子の薬物使用疑惑「米国ビザ問題訴訟」がようやく収まったと思ったら、今度は夫人のパワハラ疑惑が再燃するとは。夫妻のお騒がせぶりは当分続きそうだ。
(灯倫太郎)