タイの日系スーパーで販売されている日清「どん兵衛」が、SNSで話題を集めている。
ことの発端はあるXユーザーの投稿だった。
「フジスーパーで買ったどん兵衛マズくて大鬱！！！！！！！！！！よく見たら日本のものを輸入してるわけではなかった！！！全然違う！！！まじでまずい！！！！！！！！！！！！！」
このユーザーはタイ在住で、フジスーパーとはバンコク市内に複数店舗を構え、日本の食材や日用品を多数取り扱う日本人駐在員の御用達スーパーだという。あまりの絶叫ぶりに、フォロワーからは「どん兵衛のパチモノじゃないか」などとニセモノ疑惑が浮上しているが、パッケージには「日本製造」と記されており、デザインも日本で売られているどん兵衛とほぼ一緒のため、どうやら現地人の好みに合わせた味になっているというのが真相のようだ。
食品ライターが語る。
「実は海外向けの商品は、タイのトランス脂肪酸規制など、使用できる原材料や添加物が制限されている場合があります。また現地の人の好みに合わせ、より親しまれる味に開発されており、日本国内のものとは味が異なります。アメリカで販売されている日清カップヌードルなどは、あまりにも味が薄くて、醤油をかけないと食べられないといった話をよく聞きますね。パッケージは同じでも、完全に別物と考えた方がいいでしょう」
そもそもどん兵衛は、関東と関西で味が違うことでも知られている。ましてや海外ならば推して知るべしだ。
「どん兵衛がおいしいのは夜更かしして小腹がすいて深夜に食べる時」という声も聞こえてくるが、タイ版のどん兵衛も夜遅くに食べるとおいしく感じたりして!?
（ケン高田）
