日清食品がここにきて“当たりどん兵衛”を生み出したと、SNS上で話題になっている。
日清食品が6月3日から発売している、“特製辛鰹粉”で仕上げる真っ赤などん兵衛「日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん」だ。豚の旨みにしょうゆを合わせた「液体スープ」と、鰹などの魚粉と唐辛子が入った「特製辛鰹粉」で仕上げる真っ赤なスープは、後引く辛さとうまさが際立つクセになると大評判。
SNS上ではすでに辛いもの好きから、「ガチの当たり。レギュラー化してほしいレベル」「魚粉の旨味と辛みが絶妙」と絶賛されている。
カップ麺と袋麺を含む即席めんの2023年度の市場規模は前年度比6.8%増の7140億円。カップ麺の売上では日清食品「カップヌードル」がダントツの首位だが、ある認知調査では東洋水産の「マルちゃん 赤いきつね・緑のたぬき」が日清食品の「どん兵衛」を上回っている。日清食品としてはバリエーションを増やして、一気に抜き去りたいところだろう。
「どん兵衛は昨年末、アンミカをWEB広告に起用し、キツネ耳を着けて派手な衣装で歌い踊るというぶっ飛んだCMが不評で炎上するという逆風もありましたが、今度は基本の商品力で勝負に出ましたね。辛系の麺は一定の需要があり、これから夏を迎えるにあたりまさにストライクの商品。辛さをウリにしたカップ麺は、寿がきやの『辛辛魚』が大ヒットしていますが、それに続くヒット商品になるかもしれません」(フードライター)
辛どん兵衛は辛辛魚の半分から3分の2程度の辛さに抑えてあるので、苦手な人もチャレンジしてみてはいかがだろうか。
(ケン高田)