どん兵衛やU.F.O.が99円!日清の大人気カップ麺が激安販売される「意外な理由」とは

 カップラーメン好きに朗報だ。カップヌードルシリーズやどん兵衛、U.F.O.など、日清食品が提供するインスタントラーメンが、各地のスーパーやドラッグストアなどで安売りされているのだ。

 1971年の発売当初は100円(税抜き、以下同)だったカップヌードルは、2022年6月に初めて200円代を突破し214円になった。さらに、23年6月からは、原材料や包装資材の価格高騰に加え、エネルギーコストの大幅上昇を理由に、236円に値上げしていた。どん兵衛やU.F.O.も同様に、今では236円になっている。

 ところが、年末のここにきて、各地のスーパーで「99円」「118円」などの激安価格で販売されている。チラシには「歳末大感謝」「感謝を価格に込めて」などと安売りをアピールしているが、この特売価格には、歳末や感謝以外の、ある特別な理由があるという。食品ライターが語る。

「実は、24年8月22日に、公正取引委員会が日清食品に対し、『独占禁止法第19条』の規定に違反する恐れがあるとして、警告を行っているのです。商品の値下がりを防ぐため、日清食品が小売店に対し、指定した価格まで店頭での販売価格を引き上げるよう求めていたといい、日清のカップラーメン類だけ、なぜか他社よりも高かったのはこのためと言われていました。実際は、公取の警告後に値下がりは始まっていましたが、年末商戦でさらなるプライスダウンが進んでいるようです」

 日清のカップラーメンは味に定評があるだけに根強い人気を誇っていたが、高価格に購入を控えざるを得ない人も多かったのではないか。そんな消費者にとって、このような大幅プライスダウンは大歓迎に違いない。

(ケン高田)

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