価格高騰と出店の飽和状態が重なって…「おにぎり専門店」にブーム終焉危機!

「おにぎり専門店」の勢いに陰りが見えている。

 おにぎり専門店は、他の飲食店と比べて特別な設備を必要としないこともあり、2010年代半ばごろから出店が右肩上がりになっていた。さらに2021年にバラエティ番組「マツコの知らない世界」(TBS系)でおにぎり特集が放送されたことなどが火付け役となり、首都圏を中心に専門店が急増した。ところが、ここにきてブームに陰りが出てきたという。グルメライターが明かす。

「一時は最大6時間待ちの店が出るほど大ブームになったおにぎり専門店ですが、ピークはとうに過ぎているようです。多彩な具材によるSNS映えと、プチ贅沢気分が味わえることもあり人気になりましたが、ブームに乗じて開店した店の中にはすぐに飽きられてしまうものも多かった。また、ここに来て値上げが進んだこともあり、1個300~500円のおにぎりを2個買うくらいなら、いっそ1000円の定食を食べた方がいいという人も出始めています」

 最近は、スーパーなどでも地元の食材をふんだんに使ったおにぎりが安価に販売されているが、一方で、軽くお腹を満たすだけならコンビニのおにぎり一択という人も少なくないようだ。

「2022年には全国で推定4000件以上あった『から揚げ店』は、短期間で急激に増えたことで飽和状態なり、現在は一部の店を除いて軒並み閉店してしまいました。おにぎり専門店も同様の事態になっています」(前出・ライター)

 タピオカなどと違い、おにぎりは主食になることから、今後は味と価格のバランスがとれた優良店のみが生き残っていくと見られている。おにぎり好きには、むしろありがたい状況なのかもしれないが…。

(ケン高田)

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