日ハム「3位で後半戦」の裏にあった「夜遊びなしで野球漬け」新庄監督のストイック生活!

 日本ハム・新庄剛志監督の評価が爆上がりだ。

 オールスターまでの前半戦の勝率が5割2分4厘となり、監督就任3年目で初の借金なしの折り返しとなった。2年連続ダントツ最下位のチームが今季は大奮起しているのだ。

「貯金は最多で9まで上がって2位につけた時もありました。が、6月中旬から主力に故障者が出て急降下。7月7日には借金3まで落ち込みました。ただ、7月20日には貯金3、3位の位置まで戻しています」(日本ハム担当記者)

 再浮上した理由について新庄監督は、「毎日楽しく野球ができているから」と分析する。実は、破天荒で派手なパフォーマンスばかりが注目されがちだが、フロントの監督評価はまるで違っていて、「野球に関しては実に緻密で厳しい目を持っている」(日ハム関係者)という。

 新庄監督はまた、「この2年間は僕を信じてもらったから、今年はしっかり僕が選手を信じる番」と話している。ただ、「信じる前提」があるという。それは「プロ」としてちゃんと準備しているかという点だ。

「新庄監督は現在52歳ですが、お腹が出ていたり、だらしない格好で我々(記者)の前に出てくることはまずありません。歯医者にも定期的通って、しっかりケアをしている。人前に出る仕事だから、というプロ意識は人一倍高いですね。あと、今年で3年目ですから、そろそろ札幌の夜の街での目撃談があってもおかしくないと思うのですが、夜遊びについては噂すら全くない。試合終了後もすぐ自宅に帰り、その日の試合のビデオを入念に見て今後の対策を考えているようなんです。こうした『プロ意識』を選手にも求めているようですね」(別の日ハム担当記者)

 開幕前には、「優勝旅行はハワイでしょ! 家族サービスはもちろん、(選手の)彼女サービスもしなきゃ。でも、彼女のお金は球団は出せませんので実費で」などと冗談めかして「V旅行」の話までしていた新庄監督。

 リーグ優勝となるとそう簡単にはいかないだろうが、クライマックスシリーズへの進出は十分にありえる状況だ。新庄ハムは後半戦も見応え十分なのである。

(小田龍司)

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