「すでに100社以上」と言われる退職代行サービスの中でも、1万件超の案件をこなしてきたのが「退職代行モームリ」だ。そのモームリから書籍が発売されることがわかり、注目を集めている。
書籍の発売はモームリが公式Xで7月4日に発表したもので、発売日は7月19日。タイトルは「Z世代が辞めたい会社」で、内容については「1万件を超える退職理由をもとに若者が『辞めたい会社』を紐解いています」とある。Z世代を長く雇用するためのテクニックや、企業側が退職代行サービスとどう付き合うかなど、経営者や人事担当者が知って得する情報が満載だという。
人手不足の昨今、多額の費用をかけて採用した社員にあっけなく辞められたら、企業にとっては大きな痛手だ。一方世間では、「ブラック企業だから社員が辞めるのでは」「働きたくなるような会社じゃないのが問題」など、企業側を批判する声が多いのも事実。退職代行業者だけが知るZ世代の本音は、経営者や人事部にとってぜひとも手に入れたい情報のはずだ。
「人事担当者たちの中には退職代行サービスの利用を快く思っていない人が多いと言われますが、逆にどのような理由で会社を辞めたくなるのか、Z世代の本音を知ることは今後の採用活動の参考になるでしょう」(パーソナルコンサルタント)
「辞めたい人」「辞めてほしくない人」、どちらにも必読の書籍と言えるかもしれない。
(ケン高田)