人身事故を起こした運転士の「最年少記録達成」を笑って報じたJR東日本に批判殺到中!

 JR東日本水戸支社の土浦運輸区(茨城県土浦市)の職場内に掲示された社内報がSNS上に流出し、人身事故に関する「不適切すぎる表現」に非難が殺到している。ことの発端は、ある鉄道員のXへのこんな投稿だった。

《退職した後輩から送られてきた。人の命をなんだと思ってるのかね。しかも職場の区報だって》

 同時に掲載された写真には、モザイクで顔が隠された鉄道員がピースする姿が写っており、「土浦運輸区で人身事故最年少記録を達成した○○さんにインタビューしました!!」と書かれた後に、以下のような問答が展開されていた。

 社内報記者「素直な感想は?」運転士「やってもうた」社内報記者「最年少記録の気持は?」運転士「歴史に残る記録を作れた(笑)」

「流出した画像は土浦運輸区が発行した社内報の一部です。そもそも所属する運転士や車掌などしか目にしないものがSNSに拡散しているだけでも問題ですが、さらに、その内容が人身事故をおもしろおかしく茶化すようなものであったため、SNSで大炎上しました。管理者が社内報掲載のOKを出しているということは、同運輸区自体が人身事故に対して同じ感覚を持っていたと言われても仕方がないでしょう」(ネットライター)

 JR東日本水戸支社はマスコミの取材に対し、「あまりに不適切。モラルに反している。社員指導を徹底していく」とコメントしているが、倫理観の欠如とも言える問答そのものや、社内報への掲載を許可したことに、批判は収まらないのである。

(ケン高田)

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