東日本の新幹線・特急が「5日間乗り放題で1万8800円」!コスパ最強きっぷとは

 JR東日本管内やJR北海道管内、または両エリアが新幹線・特急を含む、各列車が連続する5日間乗り放題となる「大人の休日倶楽部パス」が5月23日から発売が始まった。

 各年度、3回の利用期間が設定されており、今回の販売は6月23日~7月5日の利用分。値段は「東日本」は1万9800円で「北海道」が1万9070円、「東日本・北海道」は2万7740円(※すべて座席指定は最大6回まで可能)。ただし、「えきねっと」のアプリ・サイトから購入すれば、それぞれ価格は1000円割引される。

 しかも、東日本エリアはJRだけでなく青い森鉄道、いわて銀河鉄道、三陸鉄道、北越急行、えちごトキめき鉄道(直江津~新井間)の第三セクター鉄道の各線も乗車可能だ。

 JRの周遊券の中では総合的なコスパがもっとも優れている切符のひとつで、東日本パスなら東京から仙台以北の区間を新幹線で単純往復するだけで元が取れる。JR東日本は今年2月13日~3月13日の平日限定で同社管内+上記で挙げた第三セクター鉄道線が新幹線・特急などが乗り放題の通称「キュン・パス」が1日用で1万円、2日用で1万8000円だったため、いかに安いか理解できるはずだ。

 ただし、すべての人が無条件購入できるわけではなく、これはJR東日本の「大人の休日倶楽部」の会員を対象としたもの。入会資格は50歳以上で、年会費は50~64歳向けの大人の休日倶楽部ミドルが2624円、65歳以上向けの大人の休日倶楽部ジパングが65歳以上。どちらもクレジットカードが付帯される。

 ちなみにパスに限らず、通常時でも201㎞以上乗車(26年3月のダイヤ改正後は片道101㎞以上に変更)の場合、きっぷ代がミドルは5%、ジパングは30%割引と得られる恩恵は大きい(※GWやお盆、年末年始の最繁忙期を除く)。

 50歳以上の方なら入っておいて損はない。交通費が抑えられればその分、宿や食事にお金をかけることもできるはず。パスを使ってお得に旅行を楽しみたい中高年は、この機会に大人の休日倶楽部に入会してみてはいかが。

ライフ