今井絵理子議員の「防災担当政務官」就任に被災地から不満爆発!

 第4次安倍再改造内閣で内閣府政務官に起用されたSPEEDの元メンバーである自民党・今井絵理子参院議員。災害時の司令塔ともいえるポストに就いたことに、各方面から疑問の声が噴出している。

 千葉県選挙区の無所属・小西洋之参院議員は、9月18日に自身のツイッターで「今井絵理子氏を千葉などの災害対応の政府全体の司令塔(=防災担当政務官)に任命した安倍内閣の目的は何か?全く分からない。あるとすれば、安倍内閣はこの度の大災害をよくある通常の災害にする、すなわち、大災害があったことをなかったことにするつもりなのだろう。まさに現代の棄民だ」と痛罵している。

 台風15号により、今なお停電から復旧していない千葉県の住民からも「何の実績もない今井議員に何ができるのか」「不安しかない。いつ元の生活に戻れるかもわからない私たちをこれ以上不安な気持ちにさせないで!」「安倍さんは今回の台風の被害をどう感じてるのか。甚大な被害だと思ってるなら、今井氏を防災担当の政務官にはできないだろう」と、怒りの声が聞こえてくる。

 ネットでは《頼むからやめてくれ》《この人が防災担当になったことが一番の災害》《自民党はどんだけ人材不足なんだ》などと、もっと辛らつだ。

 当の今井議員は15日にツイッターで「今日と明日は政務官になって初めての『在京当番』。政府の危機管理として非常時の緊急参集に対応するため、大臣が都内不在の場合は副大臣と政務官のいずれかが23区内で待機しています。これを『在京当番』と呼び、24時間365日、万が一の事態に備えています。」とツイート。だが、その後は関係各所のツイートをリツイートするのみで、自らの言葉で何も発信していない。

「菅義偉官房長官は今回の人事について適材適所と発言していますが、今井議員の政務官就任に納得する人がいるのかどうか。今井氏については11日発売の『週刊新潮』で、噂の橋本健元神戸市議を自身の秘書に採用するプランをスッパ抜かれたばかり。しかも、政治家として実績や信頼があるとは言えない彼女を災害担当の“司令塔”に起用するのは、被災者をさらに不安にするだけではないでしょうか」(週刊誌記者)

 安倍官邸は人事のSPEEDを急ぎ過ぎたか。

(石見剣)

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