1万食を突破したバーガーキングの「フェイクバーガー」は肉がないのに「激ウマ」だって!

 ハンバーガーチェーン「バーガーキング」が4月1日から販売を開始した「THE FAKE BURGER(ザ・フェイク・バーガー)」が、4日までに1万食の売り上げを突破していたことがわかった。エイプリルフールのネタ商品かと思いきや、評判も上々で、今後はさらに売り上げを伸ばすと見られているが、いったいどんなシロモノなのか。

「フェイクバーガーは、3月28日に具材や味の詳細をいっさい明かさず、商品写真にもモザイクをかけて販売告知されました。その後、4月1日に正体が明かされ、パティの代わりにポテトを使用した『肉なしバーガー』であることがわかりました。肉なしとはいえ、ホクホクとしたフレンチフライに、まろやかなゴーダチーズスライス2枚を重ね、スモーキーなおいしさが特徴の『ブルズアイBBQソース』で仕上げたという謳い文句は伊達ではなく、販売直後から《激ウマ!》という口コミが相次いだのです」(ネットライター)

 ハンバーガーなのに肉がないという、まさにフェイクなバーガーだったのだが、バーガーキングは2020年10月にもフレンチフライをバンズで挟んだ同名の商品を販売している。その時も、《意外にクセになる味わい》《嘘いつわりなくおいしい》などと評判になっていた。それから4年の時を経て、エイプリルフールというフェイクにふさわしいタイミングで復活させたわけだ。

「バンズにポテトだけだと口の中がパサパサになりそうですが、ソースもチーズもたっぷりと入っているため食べづらさはなく、肉が入っていないことでよりソースの旨味を濃厚に感じられます。価格も単品で390円(税込)とそれほど高額ではなく、ものは試しと購入する人も多いようです。今年も様々な企業がエイプリルフールネタで架空の商品をSNSに投稿していましたが、バーガーキングは『リアルなフェイク』を持ってきました。バズらせ上手なバーガーキングの面目躍如といったところでしょう」(フードジャーナリスト)

 フェイクバーガーは4月18日にまで販売される。気になった方は一度食べてみるのも一興か。

(小林洋三)

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