吉岡里帆が事務所を離れ、多部未華子はフリーに…芸能界「移籍・独立ラッシュ」の裏事情とは

 芸能事務所「A-Team(エー・チーム)」が公式サイトで休業を発表したのは4月1日のことだった。同社には俳優の吉岡里帆や臼田あさ美、酒井若菜らが所属していたが、臼田は3日、自身のインスタグラムで、酒井も同日、自身のYouTubeチャンネルで退所を報告していた。同事務所には過去には伊藤英明、岩城滉一らも所属していたのだが…。

「A-Teamを1996年に創業した人物が2018年に死去しています。創業者は所属タレントたちからの信頼が厚く、その不在が事務所の運営に大きく影響したと見られています。22年3月に伊藤が、23年末には松本まりかと神尾楓珠が退所しました。加えて複数の主力スタッフも去っていったといいます。そんな中、人気女優・吉岡の動向が注目されていましたが、6日には有村架純、戸田恵梨香らがいる『フラーム』に移籍したことが発表されました」(女性誌ライター)

 A-Teamに先立ち、3月末には壇蜜や吉木りさらが所属する芸能事務所「フィット」が、2月末に破産手続きを開始したと報じられた。

 一方で、こうした事務所の閉鎖以外にも、芸能界ではこのところ、タレントの独立が相次いでいる。

 1日には佐々木蔵之介、佐藤隆太が「ケイファクトリー」から、多部未華子が「ヒラタインターナショナル」から独立したことを発表した。黒木華も3月31日付けで「パパドゥ」から独立してフリーに。お笑い芸人のキンタロー。も3月31日に「松竹芸能」から退所している。

「A-Teamのようにカリスマ的な創業者が経営から離れると、その人についてきたタレントが退所するパターンは珍しくありません。今後もおそらく同じケースが出てくるはず。また、移籍ではなく独立するタレントも多い。昔は独立すると干される、ということもありましたが、今はそうした業界の掟みたいなものはなくなりつつありますからね」(前出・ライター)

 所属事務所を離れた芸能人が皆「円満退社」だったかどうかは不明だ。とはいえ、新天地に踏み出した彼らの今後の活躍を祈りたい。

(鈴木十朗)

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