最大90円お得、「松屋」ランチメニュー拡大に喜びの声

 牛丼チェーン「松屋」は、4月3日より「新生活応援」と題してランチメニューを3品追加し、さらに提供時間を1時間延長する。それぞれにみそ汁と生野菜が付いてワンコインから揃うランチメニューは他の牛丼チェーンを圧倒しており、ビジネスパーソンの強い味方となりそうだ。

「同チェーンでは、これまで『牛めしランチ』(500円)『ネギたま牛めしランチ』(630円)『鬼おろし牛めしランチ』(600円)『ビーフカレーランチ』(650円)の4商品をランチタイムに提供していましたが、新たに『チーズ牛めしランチ』(630円)『キムチ牛めしランチ』(550円)『ネギとろろ牛めしランチ』(680円)がラインナップに加わり、全7種類となりました。また、これまで11時から14時までだったランチタイムが11時から15時までと1時間延長され、より利用しやすくなっているのです」(フードライター)

 ライバルチェーンが軒並み牛丼並盛を値上げして「吉野家」では468円、「すき家」では430円となる中、牛めしの並盛を400円に据え置き。さらに、「世界の味シリーズ」など期間限定メニューもバラエティに富んでおり、そのうえランチメニューの拡充とあって松屋では昼ご飯の選択肢がかなり広がりそうだ。

「SBI新生銀行が発表した『2023年会社員のお小遣い調査』によると、会社員の昼食代の平均は男性が624円、女性が696円とのことで、松屋のランチメニューはちょうど利用しやすい価格帯になっているのではないでしょうか。メインの牛めしやカレーにみそ汁と生野菜が付いてバランスも良く、メニューがさらに追加されたことによって女性の利用者も増えそうですね。同チェーンではコロナ禍で売上高の減少に苦しみ、『牛丼チェーンでひとり負け』とも言われていましたが、ランチタイムから松屋の逆襲がはじまるかもしれません」(経済ジャーナリスト)

 最大で90円お得になる松屋のランチメニュー。試してみる価値はあるかもしれない。

(小林洋三)

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