松屋の「ごろチキ」が韓国風に進化!濃厚ピリ辛「ロゼクリームチキン」を徹底レビュー

 これまでジョージアの「シュクメルリ」を皮切りに、世界各国の伝統料理を提供してきた「松屋」が、韓国グルメの新定番となっているロゼクリームを、同チェーンの大人気メニュー「ごろごろ煮込みチキンカレー」(ごろチキ)風にアレンジした「ロゼクリームチキン」(880円)を期間限定で販売開始した。

 ロゼクリームとは何かというと、2022年頃から韓国で大ブームとなっている、牛乳にトマトや豆板醤などを加えたクリーミーでピリ辛な味わいのソースのこと。インスタント麺「ブルダック」に採用されたことでも知られ、本場ではトッポギやパスタ、チヂミなどに使われることが多い。そんなソースと「ごろチキ」との相性が抜群なのは、まず間違いないだろう。

 さっそく券売機で注文すると、固形燃料の簡易コンロ付きで提供された「ロゼクリームチキン」。グツグツと煮立ち、見た目からして食欲をそそる。まずはソースを一口。まろやかなクリームソースに、トマトのほのかな酸味と豆板醤のコクと辛みが程よく効いており、アクセントになっている。そして、これぞ松屋という塩気の強さとにんにくのパンチも健在。このソースだけでご飯が3杯はいけそうな、濃厚な味わいだ。

 鉄板で焼き上げた鶏モモ肉はプリプリとした弾力があり、噛むほどに旨みが広がる。やはり濃厚なロゼクリームソースとの相性は最高。チキン以外にも白菜キムチ、ニラ、タマネギなどが入っており、具だくさんだ。ライスの分量はすべて同じ価格で選べるため、おかずとのバランスを考えると、大盛りでの注文がおすすめかもしれない。

 このメニューには、「炙りチーズポテト」や「生玉子」「富士山キムチ」などの追加トッピングも用意されており、最後までコンロに火がついた状態なので、自分好みにカスタマイズするのも楽しい。

(小林洋三)

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