お笑いコンビ・尼神インターが2024年3月末で解散することが3月28日、所属事務所の吉本興業によって発表された。解散後、同コンビの誠子はフリーとして、渚は同社所属のまま活動するという。
尼神インターは2007年9月に結成。コンビ名は、渚の出身地の尼崎市と、誠子の出身地の神戸市、インターチェンジを合わせたものに由来する。吉本興業の芸人養成所・NSCに2人が在籍中、渚が誠子に声をかけてコンビが結成した。当時、誠子は中国人生徒とコンビを組んでいたが、ガラが悪そうだった渚の誘いを断ったら〝しばかれる〟と思い、承諾。ちょうど中国人の相方もビザ失効の問題があり、コンビは解散。晴れて渚と新コンビを組むことになったという。
同じ兵庫県出身で、コンビ名もお互いの出身地から取り、運命的なタイミングでコンビを結成。それだけに突然の解散に驚かされたが、以前から〝不仲説〟は流れていた。
18年10月配信の「FRIDAY DIGITAL」が、バラエティ番組スタッフの話として、尼神インターの仲の悪さを報じた。記事によると、渚が誠子を嫌い、楽屋はもちろん、打ち合わせの席でも2人は目をあわさないという。
渚が誠子を嫌う理由は何なのか。23年2月配信のテレビ朝日・WEBメディア「テレ朝POST」が、同社公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」内で配信されている「納言幸のやさぐれ酒場」に渚がゲスト出演したときのダイジェストをアップ。そこで渚は、誠子への不満をぶちまけていた。
「渚は誠子について、些細だけど許せないことが山ほどあると打ち明けました。たとえば誠子がドラムにハマっていた時期、移動中のタクシー内でも〝マイ棒〟で練習をしていたそうです。誠子はマイ棒で小型のドラムを叩いていたと思われ、渚はそのドラム音をひたすら横で聞かされていたとか。『30分続いてみいや、頭おかしくなるで!』と憤慨していました。確かに狭いタクシー内でドラムの音を真横でずっと聞かされたら、たまったものではありません。渚が誠子を嫌う理由の1つは、誠子の傍若無人な振る舞いだと思われます」(芸能記者)
相方を気にすることなく自由に活動できる2人の今後に期待したい。
(石田英明)