お笑いユニットの解散ラッシュが止まらない。昨年、解散もしくは解散発表したのはコウテイ、ジュリエッタ、コマンダンテ、なにわスワンキーズ、スタンダップコーギー、ゾフィー、ANZEN漫才、和牛など。今年に入ってからはプラス・マイナス、尼神インター、ハイツ友の会らが解散している。
「尼神インターはコンビでの活動がめっきり減っていたので、解散は不思議ではありませんでした。近年、コンプライアンスの観点から女芸人の定番であるブスいじりができなくなっていますが、そんな中、ブスキャラだった誠子が美に目覚め、ヤンキーキャラの相方・渚とのお笑いの方向性がズレてきていた。21年に解散したアジアンも隅田がブスいじりを本気で嫌がるようになり解散しましたが、それと重なります。また、ハイツ友の会が解散したのは“顔ファン”のせいではないか?とも言われました。“顔ファン”とは、ネタを見ずにルックスだけで応援するファンのことで、出待ちをしたり、なぜか上から目線でダメ出しをしてきたりするといいます」(芸能ライター)
解散理由はコンビそれぞれで異なるのだろうが、昨今の解散ラッシュの背景には何があるのか。
「まず昔と比べて芸人の数が激増しているので、必然的に解散の数も多くなる。あとは賞レースの影響。各賞には結成○年以下といった規定があるので、それを区切りに辞めるパターンも多い。さらに賞を獲得できたとしても、テレビ出演できる枠が限られているので活躍できるとは限らない。また、そもそもコンビはネタと作る側とそうでない側でお互いに不満をためやすく、不仲になることは珍しくない」(同)
今後も解散を発表するお笑いコンビが続出するかもしれない。
(鈴木十朗)