「食ってみな、飛ぶぞ」長州力が北海道で絶賛したブツとは? 衝撃発言に脚光

 長州力の「飛ぶぞ」が復活! と聞いてピンとこなければ「長州力マニア」とは言えないかもしれない。

 このコロナ禍で、どこのテレビ局も過去の映像や未公開シーンをつなぎ合わせたバラエティー番組が幅をきかせつつある昨今、この「特別編」は多くのファンが待ち望んでいたのではあるまいか。

 お笑いコンビの千鳥が司会進行を務める「相席食堂」(ABCテレビ)が5月12日(23時17分〜)に「永久保存版」としてオンエアするのは、「長州ザ・リメイク」。2018年にスタートしたこの番組、毎回1人もしくは2人のゲストが日本全国で旅ロケを敢行し、地元の人に「相席」をお願いしながら交流を深めていくというもの。そのVTRをスタジオでチェックするのが千鳥の大悟&ノブ。気になるポイントを見つけるや、“ちょっと待てぃ!”ボタンを押してツッコミを入れまくるという内容。当然、旅ロケに慣れた芸能人よりも、天然ぶりを発揮してくれそうな有名人が起用されることになるのだが……。

 伝説回がオンエアされたのは2018年5月27日。この日は長州力と渚(尼神インター)がそれぞれ、別のロケ地へと飛んで街ブラシーンが流れることとなった。

 長州が向かったのは北海道猿払村。「天然ホタテの水揚げ日本一」と簡単な街紹介のあとで、さっそく「相席」を求めて飲食店を探しはじめる長州力。そこではこんな一幕が……。さっそく通行人のおばちゃん3人組を見かけて、

「すいません、聞きたいことがあるんですけど、食事ができるところってあります? この近くに」

 と声をかけるも3人は長州を完全無視。そのまま足早に立ち去ってしまうという展開に、“ちょっと待てぃ!”が押されることとなってしまった。

「大人が3人で無視しよーる」と大悟のツッコミが入ったあとも衝撃VTRのオンパレード。まだツイッターを始める前で、「天然キャラ」がそれほど知られていなかった時期とはいえ、村の住民は明らかに長州を怖がっている様子だった。

 そしてホタテ漁で生計を立てているという一家と巡り合った長州。家の前でご主人が差し出したのは「ソフトほたて貝柱」(8粒1400円也)。小分けされた透明のパッケージを開けて口に放り込むや、

「あぁうまい」

 と絶賛する長州。続けて、スタッフにも食べてもらおうと、この「ソフトほたて」をすすめた際に“伝説”のセリフを口にしたのだった。

「食ってみな、飛ぶぞ」

 この「飛ぶぞ発言」に、2人がほぼ同時に“ちょっと待てぃ!”を押したのは言うまでもない。

「プロレス用語でも“飛ぶ”という隠語は聞いたことがありません。大悟さんも冗談まじりに『1回やっとる人なんよ』とツッコミを入れていましたが、おそらくトリップするほどおいしかったというニュアンスが込められているのだと思います。この番組でかわいそうだったのは尼神インターの渚。2人のロケ映像が交互に流れる構成だったのですが、すっかり長州さんに食われてしまい、この名言そのままにすっかり存在を“飛ばされた”形となりました」(テレビ誌ライター)

 5月12日に放送が迫った「神回」のリメイク版は関西ローカルとなっている。未公開シーンがてんこ盛りとあれば、「ステイホームちょっと待てぇ!」の精神でわざわざ大阪に乗り込む長州ファンが現れても不思議ではない。「Netflix」、「Amazonプライムビデオ」など動画配信サービスでの映像解禁が待たれる。

 (あまねかずこ)

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