3月25日(日本時間26日)、元通訳の水原一平氏の違法賭博問題に関し行った会見では、「結論から言うと、彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、みんなにうそをついていたことになります」と、自身の賭博への関与を完全否定したドジャース・大谷翔平。
「あの声明で時系列的な流れはわかりましたが、まだ一つ疑問が残っています。水原氏が大谷の口座から勝手に送金するのは可能だったのかという点です。これについてはテレビ番組やSNS上でも、できる・できないで意見が真っ二つに分かれている。大谷が今後、この問題について話すことはなさそうなので、当局の捜査の進展を待つしかないでしょうね」(夕刊紙記者)
ついこの前までドジャース移籍、結婚発表と華々しい話題を振りまいてきた大谷だが、突如、降って湧いた水原氏の違法賭博問題。そもそも賭博組織の捜査から派生したようだが、発端について興味深い見方もあるようだ。
「フリーアナの古舘伊知郎氏は24日に更新した自身のYouTubeチャンネルで、事の発端は大谷がドジャースとの大型契約で大半の年俸を後払いにしたことではないか、と指摘しています。当初、この方式のおかげでドジャースは資金に余裕ができ、山本由伸投手とも大型契約を結べたとの肯定的な報道もありましたが、一方、カリフォルニア州の会計監査官は、大谷が契約終了後、カリフォルニア州から転居すると、州に入るはずの所得税が減少してしまうと激怒している。こんな事情を背景に国税当局に目をつけられていたのでは、というのです」(同)
カリフォルニアに限らずどの州でも税収は喉から手が出るほど欲しいはず。異例の契約金後払いが思わぬところでアダになったのか。
(鈴木十朗)