水原一平被告「強制送還」で30億円がチャラになる出廷時“無言”の胸中

 ドジャース・大谷翔平の元通訳、水原一平被告が6月4日(日本時間5日)、米・カルフォルニア州サンタアナ連邦裁判所に出廷。2021年から違法なスポーツ賭博に手を染め、かさんだ借金1700万ドル(約26億3000万円)の返済のために大谷の口座から勝手に送金していたことを認めた。判決は10月25日に言い渡される。

 水原被告が銀行詐欺と虚偽の納税申告の2つの重罪を認めたことで、独自の調査を行なっていたMLB機構も「大谷は詐欺の被害者だ」と、米国内でも根強くあった大谷の「共謀説」を完全に否定する結論を発表。これに呼応するかのようにドジャースと大谷本人も“終結”の声明を発表した。

 しかし、水原被告の今後については、現地でこんな話が出ている。

「この日の裁判のある判事が、水原被告は米国人ではないために、刑期を終えたのちに日本に強制送還される可能性が高いと発言したんです」(MLB担当記者)

 水原被告は司法取引をしており、最長で33年(銀行詐欺罪30年+虚偽の納税申告3年)の禁固刑は7~9年にまで減刑される見通しだ。

「ほか、水原被告には大谷の口座から騙し取ったものと虚偽の納税申告分を合わせて総額30億円以上の返済の問題がありますが、強制送還となると虚偽の納税申告分については煩雑な手続きが発生するため、完全にチャラになる可能性が高い。また大谷への26億円も、大谷が『何が何でも返してほしい』と訴えれば別ですが、水原氏の返済能力を考えれば回収できるとは思えず、要求されずに終わることは十分に考えられます」(一般紙社会部記者)

 水原被告は4日の出廷でも日米50人以上の報道陣に囲まれノーコメントを貫いていたが、そんな日本への強制送還に向けた計画があれば、無言なのも当然だろう。

(小田龍司)

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