神がかったリアクション芸と「ヤバいよ、ヤバいよ!」のフレーズがお馴染みの出川哲朗。3月20日に放送されたテレビ東京開局60周年特別企画「テレ東系旅の日」では、ゲストの小泉孝太郎、「おぎやはぎ」矢作兼と協力し合い、無事に三重・伊勢神宮にゴールした。
行く先々の町で住民から温かく迎え入れられているのは、何より出川の親しみやすさと飾らないキャラクターがあってこそだろう。ところが番組の裏では、想像もつかない「ヤバい」出来事が発生していたようだ。24日、X上にあるユーザーが番組に対する苦言を呈したのだ。
その人物は「充電させてもらえませんか?」の撮影現場に遭遇した際、撮影スタッフから「追っかけなら来んな!」と怒鳴られたと報告。トイレ休憩のため道の駅に入るところでスタッフに暴言を吐かれたといい、あまりにも高圧的なスタッフの物言いにカチンときて投稿したという。
また道路には出川が運転する電動バイクの後にスタッフの乗るワゴン車が追従しており、その後ろを走る車は抜くに抜けず大渋滞していたとか。そんななか、何とか道の駅に辿り着きトイレに走り込もうとした途端にスタッフから怒鳴られたというのだから、同情せざるを得ない。
「ロケ番組ではスタッフが常に周囲に目を光らせ、大抵はピリピリしていますね。特に出川の番組ではバイクを運転することから、事故などが起きないようにかなり気を使っているといいます。ただ、今回の投稿内容の真偽は分かりませんが、事実だとすれば番組のイメージは台無しです」(テレビ誌ライター)
先日はフジテレビの人気番組「逃走中」を手がける制作会社が撮影でマンションの入り口を塞
「実際、“迷惑ロケ”はほぼ毎日のように発生しています。特にスタッフが気にするのが“抜け”です。これは撮影の際に映りこむ景色のことですが、そこに関係ない人などが映っていたらあとで面倒なことになる。だから撮影が押しているときなどは『邪魔だからどけ!』などと怒鳴り声を上げるスタッフが出てくるんです。しかし、もはやテレビの撮影だから仕方ないという時代ではありません。今後は“撮影させていただく”という謙虚さがさらに求められていくでしょうね」
いまだテレビマンの意識改革は足りていないのかもしれない。
(ケン高田)