福原愛が石川佳純の人気に焦る「電撃和解と美人化」

 元卓球女子日本代表の福原愛が都内の日本外国特派員協会で会見を開き、長男を連れ去ったとして元夫から刑事告訴されていた問題が“和解”に至ったことを発表したのは3月15日のことだ。

 福原は2016年9月、元卓球選手の江宏傑氏と結婚。翌17年10月には娘、19年4月には息子が誕生するも、21年7月に離婚を発表。当初、子どもたちは“共同親権”で育てるとして、江氏とともに台湾で暮らしていた。

「ところが、一昨年7月の面会交流で息子を福原に渡したところ、突然音信不通の状態になった。結果、江さんが昨年7月に日本で記者会見し、彼女が裁判所からの引き渡し命令に応じなければ、未成年者誘拐罪で告訴するという強硬姿勢を示し、すったもんだの揚げ句、今回の和解に至ったというわけです」(芸能記者)

 この日、会見場に姿を現わした福原は、ベージュのシャツに紺のジャケット姿。ワンレングスの髪は後ろで束ねられ、以前はふっくらとしていた輪郭がシャープになっていたことで、「一瞬別人に見えた」というメディア関係者も多かったようだが、

「本人が一変通りのコメントしただけで、4分程度で退席。あとは双方の担当弁護士が記者からの質疑応答を受けることになったのですが、福原の代理人を務めた酒井奈緒弁護士からも、家裁の決定が出たにもかかわらず福原が長男を引き渡さなかったことについて『態度を改めないとダメだ』と相当たしなめられたのだとか。結果、この突然の和解となったようですが、福原としては7月のパリ五輪を控え何としてもキャスターとして返り咲きたいという思いがあるといわれます。そんなことから、これ以上のイメージダウンは避けたい。このタイミングでの電撃的“和解劇”の裏には、そんな思惑が見て取れますね」(同)

 現在、福原は中国のSNS「小紅書」(中国版インスタグラム)を中心に活動しており、「小紅書」のライブコマース機能を利用し、スマホアクセサリーや洗剤用品など合わせ数十種の商品を紹介。昨年3月からは中国でメタバース事業にも参入し、自らのアバターを販売するなどして話題となったこともある。

「今年に入ってからは『秋冬コーデ』と題して、さまざまなファッションに身を包んだ自身の様子を動画で紹介したり、2月にはバレンタインデー用のチョコディップ作成動画、春節前には、エプロン姿で水餃子を作る様子を公開するなど、このところ配信の頻度が増えています。しかし正直、中国でも昨年夏の“連れ去り”報道以降、彼女のイメージは著しく、企業案件等の仕事は厳しくなってきている。つまり彼女にとって、7月のパリ五輪はまさに正念場。そこでキャスター、あるいは解説者として返り咲くことが、今後の生命線を担う上で、大きく左右する可能性があるということです」(同)

 確かに、東京五輪までは国民的人気もあり、卓球解説者としても適任とされてきた福原だが、一連の騒動に加え、23年5月に引退した石川佳純の評判がすこぶる良いことから、パリ五輪では石川がメインキャスターに抜擢される可能性が濃厚だ。いずれにせよ、自分でまいた種は、自分で刈り取るしかない。福原にとって試練の日々はまだしばらく続きそうだ。

(灯倫太郎)

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