武田鉄矢、石川佳純に「やっぱり美少女でしたから」発言で批判された背景

 武田鉄矢の何気ないひと言が物議を醸している。

 武田は5月7日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。1日に現役引退を電撃発表した卓球の五輪メダリスト・石川佳純について言及。発言の一部が「ルッキズムではないか?」といった批判を受けているのだ。

「番組ではこの日、冒頭で石川選手やフィギュアスケートの高橋大輔・村元哉中ペアの現役引退のニュースを取り上げました。その中でMCの東野幸治さんが、現在はすっかりメジャーなスポーツとなった卓球について、昔は『部活動も体育館の隅でやってた。バスケットやバレーボールが花形で』と、武田さんに話を振ったのです。それに武田さんが『一時期(卓球を)馬鹿にしたことありましたよね』と返したところ、東野さんが『ないです!』と食い気味に否定、見事にハシゴを外されていました」(テレビ誌ライター)

 だが、武田はひるまない。続けて「僕らの時代はあったんです、卓球は暗く地味にやってるみたいな」と過去のイメージを語り、「それを変えたのは(福原)愛ちゃんの登場と、その次に石川佳純…やっぱり美少女でしたからね。この2人の存在が大きかった」と、2人の活躍で卓球のイメージがガラリと変わったと称賛したのだが……。

 ネット上から、「美少女って…気持ち悪い」「卓球を馬鹿にしすぎ」「石川選手がスゴかったのは美少女だからではない。世界トップクラスの選手たちと対等の成績を残したからでしょ」「アスリートを見た目で判断するな」等々と思わぬ攻撃が飛んできたのだ。

「武田さんは昨今、『発言が昭和からアップデートできていない』などと批判されることが増えています。確かに令和の現在、国民的アスリートを“美少女”でくくってしまうところなどは時代錯誤と言われてもしょうがないでしょう。しかし、武田さんは別に石川選手を顔だけで評価したワケではなく、東野さんから振られた話の中で、卓球をメジャーにしたのは石川選手らの功績と言っただけなんですけどね。同番組における発言でこれまで何度も炎上している武田さんだけに、視聴者の見方もよりシビアになっているようです」(前出・テレビ誌ライター)

 美女アスリート、美人ゴルファーなどの言葉は今でもメディアでよく目にするものの、コメンテーターが発する際は細心の注意が必要なようだ。

(石見剣)

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