5月1日に現役引退を発表した卓球の石川佳純が、18日に都内で引退会見を行った。
東京オリンピック女子団体で銀メダルを獲得するなど輝かしい実績を残した石川は、会見の冒頭で「自分自身『やりきった』と思えた」と、引退を決意した理由について説明。続けて「卓球を通じて諦めないことの大切さやチャレンジし続けることの大切さを学びました」と涙を浮かべながら語った。
気になる今後の活動について彼女は、「スポーツに恩返しをしたい」とした上で、「機会があれば色々なことにチャレンジしてみたい」とメディア出演にも意欲的な姿勢を見せた。
そんな彼女を巡り、テレビ業界では早くも争奪戦が激化しているという。広告代理店関係者が語る。
「来年行われるパリ五輪のキャスターとして、NHKと全民法キー局が彼女の起用を熱望しています。中でも最有力と目されているのが卓球中継に注力しているテレビ東京。次いで、彼女の密着ドキュメントを度々制作してきたNHKです」
バラエティ番組にも引っ張りだことなりそうだ。
「彼女は東京五輪直後にゲスト出演した『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、バラエティ適性の高さを証明して見せました。クイズ番組やトーク番組の常連となるでしょう」(前出・代理店関係者)
極めつけはCMオファーの殺到だ。
「引退発表直後から代理店にはCM出演の問い合わせが殺到しました。現在、彼女のCM単価は約2000万円ですが、露出増に比例して好感度は上がっていきますから、来年には5000万円に届くでしょう。これだけ人気だとテレビとCM合わせて『年収5億円』も現実味を帯びてきます」(前出・代理店関係者)
卓球台を離れても、彼女のあのガッツポーズを見られるか。
(山倉卓)