パリ五輪で解禁「30万個」避妊ゴム配布でも「ベッドは段ボール」のチグハグ感

 早いもので東京五輪から3年。今年7月26日から8月11日まで、フランスのパリで第33回オリンピックが開催される。

 五輪といえば毎度話題になるのが、選手村における“夜の営み”問題だが、21年の東京五輪ではアスリートらに対し16万個の避妊ゴムを配布したものの、新型コロナウイルス禍とあり「濃厚接触」は禁止。組織委員会側が「母国に持ち帰っていただき啓発にご協力いただくという趣旨、目的のもの」と説明したことで、海外メディアからは「日本特有の”引き出物”みたいだ」と皮肉られて報じられたこともあった。

 一方、今回のパリ五輪では期間中、選手村に約30万個のスキンが無料配布されるとあって、SNS上では《ついに”夜の営み”解除令が発令!》《これで、選手たちが思う存分、暴れまくれるな》《いやいや、30万個って解禁じゃなくてもはや提唱してるだろ?》等々、大いな盛り上がりを見せている。スポーツライターが語る。

「英国スカイニュースのインタビューに答えたパリ五輪選手村のディレクター、ローラン・ミショー氏は、30万個のスキンを用意しているとして『ここの陽気さが大きなものであるのは非常に重要です。アスリート委員会と協力して、とても熱心で快適に過ごせる場所をつくりたかった』とコメントしていますが、その真意は『健康な男女であれば、むしろ夜の営みは自然なこと。ただ、安全には注意してくださいね』ということでしょう。とはいえ今回、パリで選手村を使うとされる五輪関係者は1万5000人弱ですからね。そこに30万個を用意するとなれば、『提唱しているのか』とのジョークが飛ぶのも致し方ないこと。まあ、アスリート、関係者ともに節度をわきまえた行動を心がけてもらいたいですね」

 ただ、選手村の宿泊施設では、東京五輪で話題になった「段ボールベッド」が再度、使用されることが決まっている。

「このベッドは、ベッドフレームを環境に優しい段ボールで設計し、その上にマットレスを敷くというもの。東京五輪組織委員会が200キロの荷重にも耐えられると広報し、アスリートが実際試してみた映像をSNSにアップして大きな話題を呼んだこともありました。しかし通常のベッドに比べ弾力性がないことから、口さがない使用者らからは『夜の営みを抑制するためではないのか』なんていう声もあったようです」(同)

 ちなみに、通常、五輪選手村で配布されるスキンは、オリンピックのロゴ入りという特別仕様で、使用せず土産として持って帰る選手も多い。となると、五輪後には転売ヤーが暗躍することは必至で、今年夏には「五輪ロゴ入りスキン」が世界のネットオークション市場を席巻するかもしれない。

(灯倫太郎)

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