オリエンタルランドは1月30日、東京ディズニーランド(TDL)で9月20日から新たなナイトタイムエンターテインメントを導入すると発表した。このショーにはアラジンやダンボなどお馴染みのキャラクターの他にマーベル作品のキャラクターも初登場することが明らかとなり、微妙なリアクションを見せるディズニーファンも少なくない。
「新たに導入されるのは、シンデレラ城を舞台にさまざまなキャラクターたちが夢を追い求めて空を翔ける姿を描くキャッスルプロジェクションで、ディズニーの名曲と共にシンデレラ城に鮮やかな映像が映し出されるといいます。すでにキービジュアルも公開されており、そこにはマーベル作品のキャラクターであるアイアンマンとキャプテン・マーベルの姿が確認できるのです」(エンタメ誌ライター)
米ウォルト・ディズニーは、2009年に「スパイダーマン」や「X-MEN」などで知られるマーベル・エンターテイメントを40億ドル(当時、約3700億円)で買収している。そのため、契約の都合で一部は不可となっているが、基本的にマーベル作品のキャラクターはディズニー側が自由に使用することができるため、ついに東京ディズニーランドにも初お目見えするというわけだが…。
「ネット上の反応を見ると、《混ぜるな危険》《TDLの雰囲気にマーベルのキャラは合わない》など否定的な意見も少なくありません。TDLはどちらかといえば“おとぎの国”といったイメージがあるので、スーパーヒーローたちとの相性が良いとは決して言えません。しかし、最近ではディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークやディズニーランド・パリ、香港ディズニーランドなどに次々とマーベル系のアトラクションが登場していますから、今回のナイトタイムエンターテインメントを皮切りにTDLにもマーベルスーパーヒーローたちの進出がはじまるかもしれません」(同)
USJでは今年1月22日に「スパイダーマン・ザ・ライド」の運営が終了したが、今後TDLにスパイダーマンが登場することもあるのだろうか…。
(小林洋三)