浜崎あゆみの「片手ブラ」が響かなかった理由/手ブラ美女「脱ぎ得」「脱ぎ損」診断(4)

 大きな注目を集めた「勝ち組」にばかり目を奪われがちだが、一部で「脱ぎ損」とも言われたパターンもある。

 50歳を超え、さらに輝きを増している石田ゆり子(54)もしかり。かつてアイドル雑誌などで、際どい水着姿を披露していた下積み時代もある。手ブラにチャレンジしたのも早く、06年、女性誌「FRaU」で撮影デビュー。まだ現在のように「奇跡の50代」などと呼ばれる以前の話だ。

「石田さんの手ブラには、あどけな少女のようなかわいらしさがある。でも、いやらしさは感じない。あくまで健康的なお色気で、石田ゆり子だからこそ価値があるお宝ショットなんです」(下関マグロ氏)

 結果、セクシー路線から撤退を余儀なくされているが、〝飛び道具〟に頼らずとも自身の魅力だけで大ブレイクを果たしている。

「平成の歌姫」浜崎あゆみ(45)は、13年に女性誌「Majesty JAPAN」で3年ぶりとなる手ブラ写真を発表した。ところが、あまり話題にならなかったのだ。

「意を決してのショットだったと思いますが、周囲の反応は微妙だったそうです。間の悪いことに、同日発売された女性ファッション誌『AneCan』の表紙に、モデル・葛岡碧(39)の初手ブラが掲載された。発行部数が20万部を超える同誌の人気モデルですから、話題を持っていかれてしまった」(芸能記者)

 浜崎にとって苦い思い出だったろうが、「手ブラとしての完成度は高い」と下関氏は評価する。

「横を向きながら片手で隠す、この角度がいちばんいやらしい! 腰のラインが見えるのもいいですし、ラフめなジーンズも最高。撮影現場の横でじっと見ていたかった」

 人知れずの公開は、若槻千夏(39)も同様だった。09年放送のテレビ番組「悪魔の契約にサイン」(TBS系)で、若槻の手ブラ写真をプリントしたTシャツを売り、その売り上げを寄付するという企画が行われたのだが、Tシャツは完売したものの、寄付先が途中で参加を辞退。企画が頓挫してしまう結果に終わったのだ。ボディビルダーのパイン平松氏がしみじみと語る。

「残念な形にはなりましたが、この企画のおかげで若槻さんの素晴らしいスタイルを見ることができた。ただ痩せているだけではなく、しっかりと引き締まっていて、下半身も発達している。バストも大きいし、肌もきれい。バラエティー番組のイメージが強かったのですが、脱ぐとこんなに魅力的なんだなと」

 見せないようで見せる、ギリギリを攻めた手ブラのドキドキ魔性。想像を駆り立てる美女たちの挑戦をこれらも見逃すまい。

*「週刊アサヒ芸能」12月21日号掲載

エンタメ